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乳幼児向け「自宅でできる親子体操」

こんにちは、理学療法士Sです!

以前院内で行ったアンケートにおいて、自由記入欄に次の質問をいただきました。

今回は、親子でできる体操の内容を紹介します!

乳幼児期に必要なことは、「身体を触れること」「触りながら身体を動かすこと」です。同じ動作をする場合でも、身体に触れている床のかたさ・柔らかい素材や裸足なのか、などで子どもの感じ方は変わります。身体の外から入る刺激に対して、対応するように身体の使い方を学習していきます。

寝返りができる、四つ這いができるようになる、歩けるようになるといった発達段階の過程で、それらの動作は個別能力の獲得として考えがちです。しかし、実際は、一連の発達段階のつながりがあります。一つ一つ動きの土台を学習して、身体の調節力を習得すると立って身体を自由に操作できるようになります。特に乳児期の体の硬さに気づかずにいると、幼児期になっても硬さが表れる場合があります。また、首や肩の硬さは身体の使い方の不器用さにつながることもあります。

この機会にご家庭で身体に触れて動かしてみてください。

今回とりあげた体操の他に、寝返りを誘導することやずり這い競争もお薦めします。

別の記事にて、「子どもがひとりで出来るストレッチ」についても載せていますのでご一読ください。


新型コロナワクチン接種体験期(PTの考察)

ファイザー社の新型コロナワクチンを、医療従事者枠で2回接種完了しました。これから、高齢者や16歳以上の多くの方に接種対象が拡大される中、今回自分の実体験を紹介したいと思います。
個人的な違いはあるようですが、1症例(35歳男性、PT:理学療法士。基礎疾患なし)として読んでください。長文です。


以下、経過を述べます。
4/17(1回目。医療従事者の集団接種会場にて接種)今回の予防接種は筋肉に刺す筋肉注射であり、この筋肉に刺します。利き手の反対側(自分は左側)に接種しました。

三角筋


インフルエンザなどの予防接種は皮下注射であるため、さほど痛みを感じませんが、今回は「痛い」と感じました。

皮下注射と筋肉注射の違い

注射直後から筋肉痛を伴いましたが、腕が挙がらない程ではなかったです。気になる痛みだったので、安楽肢位を見つけるようにしました。それがこれでした。

筋肉を縮め、緩みを得ることで対処する事は出来ました。丸1日経過し、筋肉痛も落ち着きました。


5/14夕(2回目。自院での接種)今回、注射直後の痛みはありませんでした。注射をされた瞬間はわからないくらいでした。当日は副反応もなく床につきました。
翌5/15朝、肩の痛みと腫れ、発熱、左脇の違和感を伴いました。1回目よりも症状は重く感じました。体中に火照り感あり、37℃前半の発熱、左脇の違和感(脇を閉じると何か挟まっている感覚)が出現。それ以降、38℃前後に上昇しました。対処としてカロナール2錠服用し、汗をかき37℃前半に解熱。夜中、再度38℃後半の発熱と肩の痛みが増悪。対処としてロキソニン1錠服用し、明け方大量に汗をかき寛解。

5/18(接種後4日目)には肩の痛み、接種部位の腫れ、左腋窩部の違和感は軽快していますがまだ多少残っています。


2回目の副反応は強くでたので、安楽肢位など考えられませんでした。おすすめは接種日を含め2〜3日の予定をあけておく事です。服薬は自身の体力と相談し徐々に服用すべきだとも感じました。今回のように一筋縄で落ち着かず、再度発熱することもありますので…。

結論を言いますと、ワクチン接種1回目の後は筋肉痛に対して安楽肢位を取りましょう。ワクチン接種2回目の後は予定を入れず、体を休めましょう。


以上、自身の報告でした。個人差はありますので、一概には言えませんが、『備えあれば、憂いなし』。何かの参考になれば幸いです。


子どもの頃から身体の軸を整える

こんにちは、理学療法士Sです。

今回のブログのテーマは「身体の軸を整える」です。

前回4月は、軸のズレたコマの図に例えて子どもの姿勢についてお話しました。※詳しくは「小児リハ①子どもの体力低下について②子どもの姿勢について」の記事をご参照ください。

先日院内小児科で配布しました、姿勢のチェックシートを確認していただき、皆さんはたくさんの○がつきましたか?

子どもの骨格が発達・成長していく過程で、いま皆さんのお子さまのスタートラインは人それぞれ異なります。

赤ちゃんの足は、骨が配列されているだけで軟骨のように柔らかい状態です。2歳以降よちよち歩きの状態から、いろいろな荷重刺激が入ることで足の3つのアーチを形成していきます。例えば、足を地面につくときの衝撃吸収し、地面から環境の情報をキャッチして、それに対応するように身体のバランスをとります。

このように私たちの足は身体を支えたり、衝撃を吸収し、歩く、走るなどの運動をしやすくなるように「身体の土台」として成長していきます。しかし、足に何らかのトラブルがあると、すぐに疲れやすくなる、姿勢が悪くなる、歩き方が気になる・・・などいろいろな問題が起こります。 

 加えて、ゴールデンエイジといわれる幼少期の子どもたちは、基礎的な体力作りを多く経験します。この時期に、単一のスポーツの刺激を入れるなど、偏った運動負荷がかかると骨の成長を阻害する可能性があります。

身体が十分に発育していない成長段階で反復練習を続けると、

「一部の運動は得意だけど、応用力が効かない」

そういった子どもたちの姿が想像できるでしょうか。

 今回は、「子どもの足のみかた」を紹介したいと思います。実際に自分の目で足を観察して、どのような状態にあるかチェックしてみてください 。

小児科掲示板に、その他の動作の確認方法やセルフケアについてもまとめたものを用意しています。足全体をうまく使うことによって、身体のバランスや柔らかさが変わり、身体の軸が整いやすくなります。お子さまと向かい合って一緒に身体を動かしてみましょう!

より詳しいことを身に付けたい場合など、整形外科スタッフまでご相談ください。


小児リハ② 子どもの姿勢について

小児リハ①の続きです。

ここで1つ、クイズです!
「丈夫な骨なら『骨だけで正しい姿勢をつくれる』でしょうか?」

答えは、骨だけで基準となる姿勢をつくったり維持するのは難しいと考えています。
お腹と背中の筋肉のバランスが不安定になっていると、代わりに筋肉で身体を支えたり手足を動かそうとします。そうすると、身体の使い方はどうなるでしょうか?

①代償した筋肉は、通常よりたくさんのエネルギーが必要で疲れやすくなります。
②多くは身体の外側の筋肉がだんだんかたくなり、十分に力を発揮しづらくなるため、「使いすぎる筋肉」と「使わなすぎる筋肉」が出てしまいます。
③筋肉が使いにくくなると、関節からずれた軸で手足を動かすことが習慣化してしまいます。軸がズレた状態での手足の運動はバランスが悪くとても不安定です。

例えば、下のコマの絵を見てください。

中心がズレたコマだと、回転が安定しないのですぐに倒れてしまうことが想像できるでしょう。

これを人間の身体に置き換え直すと、些細な刺激や予測できない外側からの刺激が入ると簡単に倒れてしまいます。
場合によっては、日常生活でつまづきやすかったり、スポーツや運動中の怪我やトラブルにもつながる可能性があります。

実際にあらためて姿勢を確認して、いかがでしょうか?
ここまで姿勢や体幹についてお伝えさせていただきましたが、ご家族の目線からこどもの姿勢や動作について気になる内容や違和感がまだまだたくさんあると思います。

今後も順次、理学療法士の目線からみてお伝えしたいトピックスをまとめて掲載しようと考えていますので楽しみにしていてください!

今回、小児リハチームで「基本の姿勢」についてチェックシートを作成してみました。
骨格の成長・発達に対し基準となる姿勢がとれるか、ぜひご家族で一緒にチェックしてみてください。

4月よりクリニック内に内容をまとめた物を院内に掲示し始めましたので、是非ご確認ください☆


小児リハ① 子どもの体力低下について

こんにちは。理学療法士のIです。
子どもの体力低下について、皆さんご存じでしょうか?
今回は、体力低下と運動機能の発達について、文部科学省の調査等を使いながら、ご紹介します。

最近は、子どもが簡単につまづいたり、すぐに「疲れた」「動けない」などと訴える事が増えていると言われていますが、当院整形外科・リハビリ科でも実際に対応しています。
その原因として、車移動やインターネットの普及、ゲーム機の使用等により、外遊び機会が減少している事が挙げられています。
図1のように、10歳の新体力テスト(80点満点)では、男女とも幼児期に外遊びをしていた頻度が高いほど点数も高いという結果でした。つまり、小学校入学前の運動習慣が入学後の身体のトラブル・体力低下に大きく影響している可能性があります。

また、現代では上記に加え、幼児期からスポーツや習い事で、特定の動きを多く行いケガなど身体のトラブルにつながっています。

 図2は年齢別の発達過程を示した曲線です。運動を調整する能力の神経型は、出生後から5・6歳にかけて、大人の8割ほどまで成長します。この幼児期に、全身を使った様々な遊びや運動を行う事がとても重要です。しかし、スポーツなどの習い事以外に、毎日なかなか自由に身体を動かすという時間だけを取る事が難しい家庭も多いと思います。


 当院では、上記のような問題で起こった、身体のトラブル、特に歩き方や姿勢不良、その他困っていることに対して個別対応しています。身体の使い方で苦手な部分を一緒に練習し、運動を通して症状の改善やトラブルの起こりにくい身体づくりを行っています。


 まだじっとしていられない、人見知りをする等小さなお子様でももちろん対応可能です。楽しくできるように、お話をしたり、遊びながら、必要な運動機能を補う遊びや運動を行っています。
 気になる事があれば、お気軽に整形外科、小児科の診察時にご相談ください。


P.S.院内に掲示物やチェックシートがありますので、来院した際にご覧いただければと思います。今後は、チェックシートに関する事や、身体の機能、運動等について随時アップしていきますので、参考にしていただければと思います!


レッドコードについて

こんにちは。理学療法士Tです。

ある日の朝ミーティングでスタッフ全員で共有したレッドコードについての知識を少しご紹介します。リハ室に赤い機器入ったけど・・・これは、いったいどういう機器なのか?スタッフ全員で勉強しました☆

皆さんも気になるかと思いますので治療時に使用した感想と患者様からの声を含めてご紹介致します。

先ず3大特徴【免荷作用】・【適度な不安定性】・【第3の手の役割】です。

【免荷作用】…身体全体もしくは身体の一部を吊るします。

【適度な不安定性】…身体を吊るすことで不安定な状態(=動かしやすい状態)にします。

【第3の手の役割】…身体の一部をRed cordに持ってもらう分、セラピストの手がフリーになり他部位を診ることができます。

また、しっかりと駆使するには【作用・反作用】という物理学の知識が必要です。その理論を用いて、各関節部に【圧縮力】・【牽引力】を加えながら、その患者様の身体機能を評価・治療していきます。

 

使用して感じたことは、姿勢の変化や関節運動時に働く筋肉が変わってきます。

首を吊るしたのに座っている姿勢が変わったり、足を吊るしただけなのに足の筋緊張が軽減したり…不思議です。

患者様からの反応は…

“吊られていると楽ね”

“使う前は緊張したけど使ったら気持ち良かった”

“最初は疑っていたけど、あの赤いやつすごいわ”など。

 

もちろん感じ方に個人差はあると思いますが、とても良い反応が多いとも実感しています。

今後はもっと具体的に効果・効能を発信して皆さんのお役に立ちたいと思っています☆

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レッドコード導入

こんにちは。院長の千葉です。

当院では1月25日よりレッドコードという機械を2台導入しました。

体幹や四肢を鍛えたり、姿勢保持に役立てたりと、色々な使い方があります。

スタッフも日々練習して患者様への実用をなるべく早く行えるよう目下精進中です。

運動器リハビリテーションとして用いますので、ご希望の方は院長またはスタッフまでお申し付けください。

今後各スタッフがブログ・インスタで色々な使い方などご紹介する予定です。

写真は左が工事中のもの、右はスタッフが早速練習しているものになります。

患者様の健康の為に必要な技術、設備を日々アップデートしながら整えております!