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アレルギー相談

アレルギー相談について

アレルギー相談

近年アレルギー性疾患の有病率が確実に上昇しています。アレルギーの原因物質(アレルゲン)は、当院では血液検査で調べられます。何が原因か知ることで、より具体的な除去法などお話しできますので、心配な方はご相談ください。
ここでは、お子さんによく見られるアレルギー性疾患について簡単にご説明いたします。

舌下免疫療法

当院では「スギ」と「ダニ」に関するアレルギー免疫療法として舌下免疫療法を行っています。
起きている症状(鼻汁、鼻閉、目のかゆみ、湿疹など)に対する症状をやわらげる目的の薬物療法(対症治療)に対して、アレルギーそのものを治療することで原因物質(アレルゲン)に対しての根本的な体質改善が期待できるアレルゲン免疫療法(根本治療)です。

スギ花粉症の場合は、スギ花粉が飛んでいる時期(2-4月)は治療を新たに開始することはできません。
スギ花粉が飛んでいる時期はアレルゲンに対する体の反応性が過敏になっているため、スギ花粉が飛んでいない時期に治療を開始します。治療開始時期については、飛散状況などで毎年決定しますので、院内掲示やHPのお知らせなどでご確認ください。
一方、ダニアレルギー性鼻炎の場合は時期に関わらず治療開始可能です。

治療推奨期間は3年間と少し長めですが、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわた症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。

期待できる効果

  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善
  • 涙目、目のかゆみの改善
  • アレルギー治療薬の減量(抗アレルギー薬で眠気の副作用が強い方にも効果が期待されます)
  • QOL(生活の質)の改善

副作用

【主な副作用】

  • 口の中の副作用(口内炎や舌の下の腫れ、口の中の腫れ、かゆみ、不快感など)
  • 唇の腫れ
  • 咽喉(のど)のかゆみ、刺激感、不快感
  • 耳のかゆみ
  • 頭痛
  • など


【重大な副作用】
アナフィラキシーショック

気管支喘息

ゼーゼー、ヒューヒューとした喘鳴(ぜんめい)という異常呼吸音がしたり、夜や朝に悪化する咳がでたり、運動後に喘鳴や咳の悪化を認める時に疑います。
発作の強度と頻度で重症度の判定をし、治療方針を決めます。
状況に応じて吸入治療と内服薬により、呼吸状態の正常化を目指します。

アトピー性皮膚炎

「増悪・寛解を繰り返す、そう痒のある湿疹を主病変とする疾患」と定義されています。
乳児では2ヶ月以上、その他では6ヶ月以上の慢性の経過を経るものとされます。
軟膏治療が中心となりますが、必要に応じて内服薬も併用し、きれいな皮膚に早く近付けるようにサポート致します。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎の3症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。
通年性アレルギー性鼻炎の原因としてハウスダスト、ダニ、季節性アレルギー性鼻炎の原因として、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどがあります。
状況に応じて内服薬や点鼻薬で症状軽減を目指します。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎では、涙、目ヤニ、目の充血などの症状がみられます。目のかゆみ、目の痛みやゴロゴロした感じを訴えたり、まぶしさを訴えることもあります。また、どうしても目をこすってしまい、目が腫れてしまうこともあります。
状況に応じ点鼻薬を用いて改善を目指します。

食物アレルギー

小児の食物アレルギーの特徴は、症状の現れ方と原因食物が年代別に変化することです。新生児・乳児では、嘔吐・下痢・血便などの症状で発症する場合が多く見られます。乳児では、アトピー性皮膚炎の症状がひどくなることがあります。原因食物は乳幼児期には鶏卵、牛乳、小麦などが多いのですが、学童期になると牛乳、甲殻類、果物類などが多くなります。
食物アレルギーのある場合、原因食物を除去しなければならないことがありますが、例えば鶏卵では、すべて除去しなければいけないのか、加熱してあれば食べられるのか、卵黄だけなら食べられるのかなど除去の仕方も様々ですのでご相談ください。成長期のお子さんにとって、必要最小限の原因食物の除去が基本となります。
このほかにもアレルギーのことで気になることがございましたら、ご相談ください