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整形外科一般

一般的な症状

どんな症状でお困りですか?

首の痛み・肩こり

首は4~5kgの頭を支えているため、重力の影響で、変形が生じやすい場所です。朝起きたとき、突然首を動かすことが出来ないほどに首に激痛が発生するものもありますが、多くの場合、徐々に発生し、いつ発生したか気づかないものです。
変形による症状の場合、首の安静、投薬、運動療法、物理療法などで治していきます。

注意

動作時の肩こりが続き、冷や汗や動悸なども見られる場合、心臓からくる症状の可能性も考えられます。当院では心電図や採血で心筋梗塞や狭心症のチェックも行っています。疑わしい場合、専門の病院をご紹介致します。

肩甲骨周りの痛み

朝起きた時や夕方に肩甲骨周りの痛みがつらいという症状は、首由来であることが多いです。首の骨や椎間板(クッション)などの変形、変性で生じます。
中には心臓や肝臓などの臓器から痛みが来る場合などがあります。心電図や採血などで検査を行うことが可能ですので、まずは一度ご相談下さい。

肩の痛み、肩があがらない

多くが「四十肩・五十肩」と呼ばれる肩の炎症により、肩が痛くて上にあがらなくなります。使い過ぎによって生じることが多く、安静や温熱療法、電気療法などで治ることが多いのですが、痛みが強く、90度以上腕が上にあがらないような方には、三角巾やアームスリングなどで安静を保ち、注射も行うことがあります。急性期の症状が過ぎたら、リハビリで運動療法を行い、拘縮の予防や筋力の強化に努めます。
肩の痛みの中には石灰性腱板炎と言って、肩の中で石灰がたまる炎症性疾患があります。この場合の痛みは骨折をしのぐほどとも比喩されるくらいつらいものです。X線でも石灰のたまりはわかりますので、まずはご相談ください。

首から腕にかけての痛み、しびれ

首から腕にかけての痛みやしびれについても、「肩甲骨周りの痛み」で書いたことと同じく、多くの場合で首の変形、変性などから生じます。心臓や肝臓などから来る放散痛なども否定はできませんので、一度ご相談下さい。
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肘の痛み

肘の痛みで多いのが、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘です。スポーツの名前がついていますが、主婦の方で、重いものをもって同様の機序で生じることも多くあります。主に肘周囲の腱の炎症により痛みが生じます。まずは肘の安静と、血流アップが治療の基本となります。そのためにサポーターなどの、ストレッチ指導、生活指導、物理療法(低周波)等の保存治療を行います。治療抵抗性の難治例には病変部位に対しステロイド注射を数回行うこともあります。

親指つけねの痛み

親指のつけね(CM関節)の痛みは、その関節の変形による炎症であることが考えられます。
進行するとこの付近が膨らんできて母指が開きにくくなります。これをCM関節症といい、原因は主に長年の使い過ぎなどによります。診察とレントゲンで診断しますが、関節リウマチや手首の母指側の腱鞘炎(ドゥケルバン腱鞘炎)、ばね指などとの鑑別が必要となります。

治療

動作時の肩こりが続き、冷や汗や動悸なども見られる場合、心臓からくる症状の可能性も考えられます。当院では心電図や採血で心筋梗塞や狭心症のチェックも行っています。疑わしい場合、専門の病院をご紹介致します。

手のしびれ

人差し指や中指がしびれや、力が入りづらい場合、正中神経障害が考えられます(手根管症候群)、薬指や小指がしびれて、力が入りづらい場合、尺骨神経障害が考えられます(肘部管症候群)。いずれも神経の通り道が腫れたり、何らかの原因で圧迫されたりして起きるものです。また首由来であっても、腕を介さずに、手や指だけがしびれることがあります。

手指のこわばり

手指がこわばる場合、特に指の根元や第2関節などに数か所腫れを生じ、手以外にも関節痛がある場合は関節リウマチである可能性が高いです。その他に関節リウマチに似た疾患の膠原病や、手指の腱鞘炎などでも手指がこわばることがあります。関節リウマチや膠原病は、きちんと診断をして、早期に治療を開始しないと病気が進行していく可能性があります。当院でも血液検査X線検査を行い、早期発見につとめます。

背骨の痛み、背中の丸み

背骨の痛みを我慢していると、背骨が徐々につぶれて(圧迫骨折)、やがて背中が丸く変形してしまうことがあります。この背景には「骨粗しょう症」がかなりの確率で隠れています。骨粗しょう症をそのままにしておくと、腰痛や背中が丸くなるだけでなく、転んでしまったときに、骨折する可能性が高くなるのです。
当院では、骨粗しょう症の検査(大腿・腰椎での骨密度測定)を行うことができます。定期的に自分の骨密度を知り、日々の健康増進にお役立てください。

腰痛

腰痛が長引いて、色々なクリニックで様々な飲み薬をもらって飲んでも、なかなか治らないという方は多くいらっしゃいます。痛みをずっと抱えていると、外出するのもつらくなり、やがて寝込んでしまうことになります。そうなると、筋力は低下し、さらに腰痛が悪化するという、悪循環につながるのです。
当院では運動療法や物理療法に加えて「貼る痛み止め(ノルスパンテープTM)」もご提案いたします。湿布とは違い、胸や腕に貼って全身に鎮痛効果を広げていくという特徴があります。飲み薬での鎮痛剤と比べて、消化管や肝腎障害などが抑えることができ、高齢者に適した痛み止めの選択肢の一つとして、当院では適応の患者さんに処方しています。

脚のつけね(股関節付近)の痛み

股関節は鼠径部(脚のつけね)にあるので、股関節に変形があると、立ち上がりや歩き始めに脚のつけねに痛みを感じることがあります(変形性股関節症)。
股関節に変形を認めない場合、腰由来の症状かもしれません。
もしくは両者が合併している例もこれまでに何度も経験してきました。
まずは的確に診断し、最適な治療法を提示致します。

お尻から足の後ろにかけての痛み、しびれ

お尻から太ももの後ろにかけては「坐骨神経」という太い神経が走っています。坐骨神経に腰の骨やクッション(椎間板)などが何らかの原因で当たり、圧迫してしまうと、坐骨神経が走る部分に痛みやしびれが生じます。

ふくらはぎの痛み、つり

ふくらはぎの痛みやつりは一般的には腰が原因で生じることが多い症状ですが、内科的な原因で生じることもあります。電解質バランスや脱水、足の血栓などでも起こり得ます。
X線、採血などで原因を調べていきます。

ひざの痛み、腫れ

ひざの痛みや腫れはひざの変形による痛み(変形性膝関節症)であることが大半です。その場合にはたまった関節の水を抜いて性状を検査したり、ヒアルロン酸の関節内注射を行うこともあります。当院では3台の処置台を設けており、なるべくお待たせしないで処置が行えるようにしています。また、リハビリによりひざ周囲の筋力トレーニングやストレッチを行うことでひざの痛みを和らげます。当院のリハビリ(運動療法)は予約制ですので、受付でご相談下さい。またひざ周囲を温めて血流をよくすることで、痛みや炎症が和らげます。当院には様々な治療器具があり、症状に合わせて処方いたします。
また、内側の変形に対しては、装具外来で「外側楔状足底板 (lateral wedge)」を作成し、変形の進行予防に努めます。

※ヒアルロン酸の関節内注射

ヒアルロン酸注射(アルツTM)

高分子ヒアルロン酸は、変形性膝関節症、肩関節周囲炎、関節リウマチ患者の関節内に注射することで、加齢などにより減少したヒアルロン酸を直接補い、さらに関節でのヒアルロン酸の産生能を高めたり、痛みや炎症を抑え、動きを改善する関節機能改善薬です。「単なるゼリーのようなもの」とイメージされやすいのですが、実際に関節内での抗炎症作用のエビデンスがあります。滑膜組織に染み込み、神経終末の知覚受容器の被覆やPGE2抑制による鎮痛効果、炎症性サイトカイン(IL-1、PGE2)の抑制による抗炎症効果、軟骨破壊酵素であるMMPの抑制、高分子ヒアルロン酸の生合成促進による軟骨変性抑制、関節液性状改善効果などを発揮します。

O脚、X脚

軽度のO脚やX脚であっても膝の痛みを伴う場合、ご相談ください。
当院の装具外来(毎週火曜日のPM14時~16時30分)で靴の中に楔状の足底板をお作りすることで、痛みが和らぐことがあります。
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足首の痛み、腫れ

足は体の土台として全体重を支えているので、負担がかかり、変形や変性を起こしやすい部分です。扁平足や外反母指あるいは開張足はいずれも足のアーチがくずれたために起こる変形です。また、足首は捻挫を起こしやすい関節で、靭帯が傷むと足首の不安定さを残してしまいます。足や足首に異常がないにもかかわらず下肢、足の痛みやしびれなどがあるときは、腰の症状の1つから来るものかもしれません。
足のアーチがくずれていれば、足のアーチを支えて変形を矯正するインソールや靴を作成します。足首のゆるさがあれば、足首を固定する装具を作成します。当院では、装具外来で一人ひとりに合ったインソールや靴を義肢装具士が作成したり、リハビリの指導などによって、足の痛みを根本的に治していきます。

アキレス腱周りの痛み、腫れ

アキレス腱周りの痛みや腫れは、ストレッチ不足の状態で運動をした場合により生じることが多いです。変性をして固くなったアキレス腱が急に伸ばされて炎症が生じて痛みや腫れをきたすのです。
糖尿病の方や免疫力が下がっている方は、とくに「感染」に注意が必要です。アキレス腱が赤く腫れている場合には採血を必ず行い、感染のチェックをします。その場合抗生剤の内服や点滴が必要となります。

治療

痛みが強いうちには無理なストレッチは行わず、刺激を避けます。また靴がアキレス腱に当たって、刺激となっていることも考えられますので、きつい靴や硬い靴は見直す必要があります。
感染ではないアキレス腱周囲炎に対しては、安静、温熱療法、運動療法を行います。
運動療法ではアキレス腱のストレッチをメインに指導し、再発防止に努めます。

足の裏の痛み、踵の痛み、偏平足

足の裏の痛みや踵の痛みも外来で多くの方が受診されます。足の裏には「足底腱膜」という組織があり、体重を支えています。アキレス腱の痛みと同じく、多くの場合が、足底腱膜がストレッチ不足で硬くなった状態で、伸ばされた時に炎症が生じて、痛みをきたします。

注意

尿酸値が低くても痛風は生じることがあります。その場合には、尿酸値を下げる薬は使わずに、主に安静と投薬(消炎鎮痛薬)で様子をみていきます。

外反母趾

足の親指の先が人差し指の方に、「くの字」に曲がり、とび出した付け根の部分に痛みや腫れをきたします。進行すると手術になる場合もあるのですが、外反母趾用の装具で保護したり、リハビリで足指の体操などを行うことで、予防につなげていきます。

関節リウマチ

関節リウマチは、主に関節のなかにある滑膜に炎症が起きることで関節が変形して起こる病気です。
初期には手足の指の関節に左右対称に痛みや腫れ、こわばりなどの症状が出ます。その後は症状が悪くなったり良くなったりすることを繰り返しながら、次第に関節の変形が進むといわれています。
現在日本には、60~70万人の関節リウマチの患者さんがいますが、女性の患者さんが男性の3~4倍と多くなっております。発病するのは主に30~50代ですが、60歳を超えてから、あるいは16歳未満の若い時期に発病する方もいます。

関節リウマチの治療では、早期診断、早期診療が大事

当院では、関節リウマチの初期の診断を行い、専門的な治療が必要な場合などは、必要に応じて専門施設を紹介します。

関節リウマチの指の痛みには「指装具」を

関節リウマチによる指の関節の痛みは、日常生活に大きな支障をきたします。その場合、当院ではへバーデン結節でのへバーデンサック同様、指装具による安静をとることをおすすめしています。