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熱中症予防について

こんにちは! #上高田ちば整形外科小児科 です。最近は気温が高い日も増え、どんどん夏に向かっていることを実感しますね☼

今回は、夏の怖い病気の1つ、熱中症についてお話します!

【熱中症とは】                       

体温調節機能が働かなくなり、体内に熱がこもる状態を指します。

これにより、めまいやだるさなど様々な不調が現れます。

 

【熱中症の原因】              

高温多湿な環境:汗が蒸発しにくく、体温を下げられない

大量の運動:激しい運動で体温が上昇し、体温調節機能が追いつかない

水分や塩分の不足:汗で水分と塩分が失われ、体温調節機能が低下する

 

【暑さ指数(WBGT)とは】

人間の熱バランスに影響の大きい、気温・湿度・輻射熱の3つを取り入れた温度の指標です

※輻射熱(ふくしゃねつ)とは、日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱です。温度が高い物ほどたくさん出ます。

 

暑さ指数(WBGT)が熱中症予防に必要とされるのは、気温だけでは熱中症の危険度を正確に判断できないからです。湿度、日射、気流など、人体に熱がどのように影響するかを総合的に評価する指標であるため、熱中症を予防するための有効なツールとして活用されています。

暑さ指数(WBGT)は、下記の比率で出されます!

湿球温度の割合が高い理由としては、湿度が高い場所では汗が蒸発しにくくなり熱を放出する力が落ち、これにより熱中症のリスクが上がるためです。

 

❕WBGTが28以上になると、熱中症患者発生率が急増します❕

環境省にて、全国各地のWBGT実測値を公表しています。

https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

 

熱中症には、気温だけでなく湿度や気流など様々な要因が関係していることがわかりますね💡

 

【熱中症の予防】

☝水分補給、塩分補給

喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう!時間や飲む量の目安を決めて実施すると継続しやすいです!気が付かない間に汗もかいているのでスポーツドリンク、麦茶、塩タブレット等、おすすめです。   

      

 

☝適度な温度調節

暑い時間帯の外出はなるべく避け、エアコンの効いている室内や涼しい場所で過ごしましょう!室内での熱中症も最近は増えてきているので適度な温度調節と水分補給も平行して行いましょう!

       

服装については、通気性のよい吸湿、速乾のものを選ぶとよいですね!黒色系の服装はなるべく避け(熱を吸収してしまうため)、日傘や防止の使用も効果的です。

 

☝こまめな休憩

無理をせずこまめに休憩をとりましょう!特に運動や激しい作業をする場合は十分に休息をとることが大事です。

   

 

☝暑熱純化

「暑熱順化」とは、体が暑さに慣れること、つまり、徐々に暑さに耐える力を高めることです。暑熱順化を行うことで、発汗量が増える、汗に含まれる塩分濃度が低下するなどの効果があり、熱中症予防に効果的です!運動はもちろん、入浴でも暑熱順化のトレーニングになりますので、ぜひ実践してみてください!

 

熱中症は重症化すると命にも関わることもあるので、意識して予防していくようにしましょう!