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小児リハ① 子どもの体力低下について
こんにちは。理学療法士のIです。
子どもの体力低下について、皆さんご存じでしょうか?
今回は、体力低下と運動機能の発達について、文部科学省の調査等を使いながら、ご紹介します。
最近は、子どもが簡単につまづいたり、すぐに「疲れた」「動けない」などと訴える事が増えていると言われていますが、当院整形外科・リハビリ科でも実際に対応しています。
その原因として、車移動やインターネットの普及、ゲーム機の使用等により、外遊び機会が減少している事が挙げられています。
図1のように、10歳の新体力テスト(80点満点)では、男女とも幼児期に外遊びをしていた頻度が高いほど点数も高いという結果でした。つまり、小学校入学前の運動習慣が入学後の身体のトラブル・体力低下に大きく影響している可能性があります。
また、現代では上記に加え、幼児期からスポーツや習い事で、特定の動きを多く行いケガなど身体のトラブルにつながっています。
図2は年齢別の発達過程を示した曲線です。運動を調整する能力の神経型は、出生後から5・6歳にかけて、大人の8割ほどまで成長します。この幼児期に、全身を使った様々な遊びや運動を行う事がとても重要です。しかし、スポーツなどの習い事以外に、毎日なかなか自由に身体を動かすという時間だけを取る事が難しい家庭も多いと思います。 当院では、上記のような問題で起こった、身体のトラブル、特に歩き方や姿勢不良、その他困っていることに対して個別対応しています。身体の使い方で苦手な部分を一緒に練習し、運動を通して症状の改善やトラブルの起こりにくい身体づくりを行っています。 まだじっとしていられない、人見知りをする等小さなお子様でももちろん対応可能です。楽しくできるように、お話をしたり、遊びながら、必要な運動機能を補う遊びや運動を行っています。 気になる事があれば、お気軽に整形外科、小児科の診察時にご相談ください。 P.S.院内に掲示物やチェックシートがありますので、来院した際にご覧いただければと思います。今後は、チェックシートに関する事や、身体の機能、運動等について随時アップしていきますので、参考にしていただければと思います!
カテゴリー:1.クリニック情報 , 3.リハビリについて 2021年04月15日