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赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学 -寝た子を起こさずベッドに下ろすには?-

こんにちは。理学療法士のMr.Kです。

赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学
-寝た子を起こさずベッドに下ろすには?-

という大変興味深い論文を日本の研究.comサイト内で見つけたので話してみたいと思います。



生後7ヶ月以下の赤ちゃん21名を対象にした研究です。

理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター親和性社会行動研究チームは、ヒントを見つけました。
この研究成果は、養育者のストレス軽減と虐待予防に期待できると述べています。

2013年から行っている研究で、「輸送反応」というのをヒトとマウスで発見しています。当時は抱っこして運ぶ時間が20秒間と設定していましたが、短過ぎたのと赤ちゃんをベッドなどに置いたらすぐ泣くという繰り返しだったようで、今回の成果まで苦節9年との事でした。

輸送反応はヒトの赤ちゃんだけでなく、マウスやネコ、ライオンなど他の哺乳動物でも見られるようで、野生動物の親は、外敵が迫っているなどの危険な状況で子供を運ぶことが多いため、子も暴れたり騒いだりせず、親が運びやすいように協力しているという説があるようです。

今回、5分間抱き歩き、半数の赤ちゃんは寝付いてしまう事を発見したみたいです。
寝始めてから5〜8分間経てば赤ちゃんをベッドに置いても起きにくくなるようです。

評価点は、赤ちゃんの状態(声や眼の開眼閉眼)と心電図です。

抱っこは手でも、また抱っこひも・おんぶひもを使っても良いみたいで、ぐらぐらしないよう赤ちゃんの体と頭を自分の体につけて支えるようにするみたいです。

眠ってすぐの睡眠は「ステージ1睡眠」と呼ばれ、まだ眠りが浅くちょっとした物音でも起きてしまうことが睡眠の研究で明らかになっています。このステージ1睡眠の長さが、赤ちゃんでは平均で8分間程度だったみたいです。

この覚醒し始めるタイミングは背中がベッドに着くときではなく、それよりも前の抱っこされている体が親から離れ始めるときでした。
日本では、眠っている赤ちゃんをベッドに置くと起きてしまう現象を「背中スイッチ」というようですが、実はスイッチは赤ちゃんの「お腹」(親との接触面)にあったみたいです。

親が赤ちゃんの体を置く速度や、体のどの部分を一番に置くかなどが違うのではないかと考えて細かく調べたようですが、特に差はなかったみたいです。

差があったのは、ベッドに置かれるまでの赤ちゃんの睡眠時間でした。

今回の方法は毎日の寝かしつけというよりも、旅行や親の不在など普段と異なる状況において、赤ちゃんが眠いのに寝付けなくてぐずっているような場合に役立つのではないかと考えられます。
と場面の制約はあるみたいです。

あくまでも1つの基準ですが、
目まぐるしく時が流れる昨今、皆さんの心のゆとりに繋がる基準になると良いなと思っています。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


是非読んでほしい本(小児科待合)♪

「同意」って何?

最近よく「自分らしさ」「自分を認める」「強要」、こんな言葉をいろんなところで耳にします。

どんどん価値観が変わってきて、昔は当たり前になってしまっていたことも、「ダメ」と声をあげる人が多くなっていますよね。

この本は、そんな「自分らしさ」や「自分を認めること」がいかに大切で、どうやったらその力をつけられるかを、とても分かりやすく紹介してくれている本です。

また、怖い大人や、嫌な人たちの「強要」から、逃げてもいいんだよ、ということも教えてくれています。

「嫌だ」と言うことって、大人になるにつれて難しくなっていくものだと思います。

これからたくさんの経験をしていく子供たちに、今、読んでほしい本です。


性教育の本のご紹介(小児科待合)④

オトコの子の「性」

この本では性のことだけでなく、ネットトラブルやDV、LGBTなどについても触れています。

マンガなのでとても読みやすくなっています。

男の子目線のマンガではありますが、男の子の体のことを理解するという点では女の子が読んでもとても分かりやすいものになっていると思いました。

ネット上には色々な情報がありふれていますが、自分自身と大切な人を守るためにも正しい知識を得ることは大切だと思いました。


性教育の本のご紹介(小児科待合)③

ジェームズ・ドーソンの下半身入門

この本は思春期の男子に向けて、友達の中での自分の立ち位置や女の子と付き合うというなど、様々なことについて男性目線で書かれています。

「世の中に普通やみんな○○なんてルールはない!自分が自分であることを認めるのがクールな男だ!」という話から始まり、自分を認めるためには自信が必要。ではその自信をつけるためには?といったように話が進んでいきます。

(途中から少し生々しい性の話も出てきます)

実際に読んでみて、ネットで出てくる記事には書いていないようなことが読める本だと思いました。

真面目な話をフランクに書いてくれているので堅い感じがせず、スッと入ってくる感じがしました。

異性と付き合うとはどういうことなのか・性行為のリスクや気をつけなければならないことなどについても書いてあり、ぜひ中高生に読んでほしいと思いました!


性教育の本のご紹介(小児科待合)②

女の子・男の子からだBOOK

この本は海外の看護師さん(メグさん)が実際に子ども向けに行ったワークショップをそっくりそのまま活字にしたものです。

男女の体の違いや赤ちゃんはどうやってできるのか、どうやって産まれるのかなど、イラスト付きでとても分かりやすく書いてあります。

この本では「性のことを教えること」は、「科学・健康・安全を教えること」とされています。

性のことも「からだの科学」と言って科学的な言葉(正式名称)を使って教えてくれます。

また、からだのことだけではなく、性教育をするメリットについてもたくさん書かれています。

子どもを性犯罪から守るためにも性教育は大切なのです。

日本のお母さんがメグさんに寄せた性教育についての質問に対する回答も載っているので親子で読める本だと思いました!


性教育の本のご紹介(小児科待合)①

おれたちロケットボーイズ

この本では男の子の体と心の成長の話がメインですが、性行為の話や月経の話についても書かれています。

男性器の機能や少しずつ大人に近づいていく成長の過程などが漫画と対話形式でわかりやすく載っています。

小学生の男の子たちの性器に関する疑問や不安なことについても書いてあるので、周りと違うんじゃないか、、、自分はおかしいのかな、、、といった不安を解決してくれると思います。

デリケートな話なので他の人には言いづらかったり恥ずかしかったりするとは思いますが、興味を持つのは自然なことでありきちんと理解するのが大切で、ちゃんと知った上で他人を思いやれるといいなと思える内容でした。

また、大人が読んでも子どもにわかりやすく伝える方法のヒントになると思いました。

恥ずかしがらずに明るく正しく伝えれば、性のお話もいやらしくないと思える本でした!


絵本のご紹介(小児科待合)①☆彡

今日は小児科待合室に置いてある絵本の紹介をしようと思います♪

たくさんの方に読んでいただいてボロボロになってしまった本もありますが、これからも順次リニューアルしていく予定ですので楽しみに待っていていただけたらと思います!

ポケモンの本やみっけ、のりものずかんなどが人気のようで、診察室に名前を呼ばれても、持って入ってくる子もたくさんいます!!好きな本、たくさんの本に出会ってくれたらうれしいです♪♪

お子さんと一緒に楽しめる絵本や長年愛されている絵本、ディズニーの絵本など様々な種類の絵本がありますので、診察の待ち時間に是非読んでみてください(^O^)