サイト内検索
最近の投稿
カレンダー
カテゴリー
今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて
こんにちは。上高田ちば整形外科・小児科です。
⽇本感染症学会は「今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて」というテーマで提言を行いました。まだわからないことの多い感染症ですので、現時点のデータから予想されることなど、わかりやすくまとまっていましたので、少しご紹介したいと思います。
従来のコロナウイルスの伝播状況から、冬季に COVID-19 の⼤きな流⾏が起こることが予測されています 。特に、インフルエンザの流⾏期と重なることにより、重⼤な事態になることが危惧されます。また、中国からブタ由来の新型インフルエンザの発⽣も報告されており、今後の動向に留意する必要があります。
2019-2020 年シーズンのインフルエンザは、例年に⽐して小さな流行に終わりました。これは、COVID-19 対策としての⾶沫感染対策、および⼿指衛⽣等の予防策が、インフルエンザについても有効であったことを⽰唆していますが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2) の出現が、インフルエンザ流⾏に何らかの原因で、⼲渉したとの説も考えられています。
今冬に同時流⾏が起こるか⼲渉がみられるかは、今年夏季の南半球の流⾏状況に注⽬する必要があります。
⼀⽅、COVID-19 とインフルエンザとの合併も報告されるようになりました。これらの報告によると、インフルエンザとの混合感染は、COVID-19 による⼊院患者の 4.3-49.5%に認められています 。インフルエンザ合併例では、⿐閉や咽頭痛が多く認められる傾向にありました。インフルエンザ⾮合併患者に⽐して、重症度や検査所⾒に差異はみられなかったとある⼀⽅で、B 型インフルエンザとの合併症例は重症化したという報告もあります 。
以上のことから、冬のインフルエンザの発症及び重症化予防ために、インフルエンザワクチンの接種を、積極的に考慮してください。生後6か月以上で接種可能です。
※昨シーズンのインフルエンザワクチンの写真です。
当院でも10月から接種開始の予定としています。予約時期、方法などについては、追って9月後半にHPで行います。
カテゴリー:1.クリニック情報 , 2.整形外科 , 4.小児科 2020年08月24日
臍ヘルニアについて
今回は赤ちゃんでたまに見かける「臍ヘルニア」についてまとめました。

↑:臍ヘルニア

↑:綿球を詰めて圧迫。
臍ヘルニアは、
この臍ヘルニアを積極的に治療しようというのが、「圧迫療法」です。圧迫療法はヘルニアが小さいほど、
圧迫療法でも治らなかった場合や、
気になることがあれば、小児科までご相談ください。
カテゴリー:1.クリニック情報 , 4.小児科 2020年08月21日
ロタウイルスワクチンの定期接種化について
上高田ちば整形外科・小児科です。
2020年8月1日(土)以降に生まれた0歳児が対象となり、2020年10月1日(木)からロタウイルスワクチンの定期接種が開始となります。(初回接種は遅くとも生後3か月半過ぎ(生後14週6日)までに受けましょう♪)
ロタウイルス感染症は、5歳頃までに少なくとも1回以上はかかるといわれている嘔吐、下痢、発熱など胃腸炎症状をきたす感染症です。嘔吐や激しい下痢症状が持続据えると、体から水分と塩分が失われ脱水症になります。また脱水症がひどくなると、点滴や入院が必要となります。その他、繰り返すけいれんや脳炎(毎年約40人)や重い腎障害など重い合併症もおこすことがあります。日本で毎年80万人が外来を受診し、8万人が入院、約10人が死亡します。
ロタウイルスワクチンは、ロタウイルスによる嘔吐下痢症を防いだり、軽くしたりして、点滴や入院が必要になるほどの重症例を約90%減らします。結果として、脳炎などの重い合併症も防いでくれます。
安全性は世界中で多くの調査が行われており、極めて高いものです。そのためにWHO(世界保健機関)は2009年6月に、ロタウイルスワクチンを子どもの最重要ワクチンの一つに指定し、世界中の全ての子どもが使用するようにと指示しました。
当院でも、生後6週以降の赤ちゃんにロタワクチンを使用しています。甘みのあるシロップなのですが、飲ませるのにコツが必要なこともあります。医師や看護師でお預かりして飲ませることもあります。大切なワクチンですので、しっかり飲めるといいですね☆彡
※ワクチンには十分なウイルス量が含まれるため、少量の吐き戻しは、問題ありません。
※現在は使用されていませんが、いわば「初代」のロタウイルスワクチン(ロタシールド)は接種後の腸重積症発生増加のため発売中止になりましたが、現在のワクチン(ロタテック・ロタリックス)では、接種時期を守ることで、欧米、および日本でも問題なく安全に接種されています。
大人のワクチンについて(帯状疱疹ワクチン)
新型コロナウイルスのワクチン開発を各国で頑張っているようですが、なかなか苦戦しているようですね。今年の冬には、どうやら間に合いそうもありません・・
そんな中、大人でも必要なワクチンとして、今回は帯状疱疹ワクチンをご紹介します!
水痘・
帯状疱疹の発症率は50歳以上で増加し、50代、60代、
また、
水ぼうそうにかかったことがある人は、すでにウイルスに対する免疫を獲得していますが、
カテゴリー:1.クリニック情報 , 2.整形外科 2020年08月19日
夏の思い出☆彡(スタッフブログ)


カテゴリー:1.クリニック情報
酷暑到来!!~経口補水について~
梅雨が明けた途端、35度超えの猛暑の夏がやってきました!みなさん、暑さでぐったりしていませんか?いつも元気な看護師Hです。
今回は熱中症予防や発熱時、体調不良の時に経口補水について書いてみます。
熱中症の予防などにはこまめな水分補給が必要になりますので、可能であれば15分毎ぐらいに2口ほど水分が取れるといいですね。お仕事や家事の合間、遊びに夢中になっているお子さんなどは15分毎は難しいかもしれませんが、1回にコップ1杯の水を1日6~8杯くらい飲むことを意識するといいかなと思います。
体調が悪い時や効果的に水分を取り入れたいときは市販で売っている経口補水液が効果的ですが、家にある物でも代用できますよ。私のおススメのレシピは・・・
・水 1000ml
・塩 小さじ1/2
・砂糖 大さじ4
・レモン汁 お好みで
市販のスポーツドリンクに似た味です。長期保存はできませんが、一度作ってみて下さい(^^)
作るのは大変!という方には、梅干しもおススメです。経口補水液にも含まれる「食塩・クエン酸ナトリウム・塩化カリウム」は梅干しにも含まれていますので、お水と一緒に梅干しを食べる事で、塩分・ミネラルを効率よく取り入れることができます。
水分補給は、疲労回復や健康維持のためにとても大切です。
コロナの影響でなかなか思うようにいかない夏ですが、適切な水分補給で健康に暑さを乗り越えましょう!!
カテゴリー:1.クリニック情報 2020年08月12日
夏休みの危険な遊び・・
梅雨明けしたと同時に酷暑がやってきました!
夏休みに入ったお子さんも増えているのではないでしょうか。
さて、夏休み中、無料動画サービスなどでペットボトルロケットの実験をみて、実際にやってみたくなるかもしれません。ピューっと大空に舞い上がったら、盛り上がりますよね!
しかし小児科学会の Injury Alert (障害速報) には、ドライアイスと水をペットボトルに充填密封し振っていたところ、突然破裂し手に裂創を負う事故が報告されています。
科学的な実験は、とても大事なことだと思いますが、けがのないよう、できれば大人の監修の下で楽しんでいただけたらな、と思います♪
カテゴリー:1.クリニック情報 , 4.小児科 2020年08月04日