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からだの洗い方
こんにちは。看護師Cです。
寒い季節は空気が乾燥していて、お肌も乾燥しやすくなりますね。乾燥による肌のトラブルを予防し、健康な肌を保つためにはスキンケアが大切です。スキンケアというと、“保湿” が頭に浮かぶと思いますが、保湿と同じくらいに大切なのが、正しい方法で肌を洗うこと。今回は、「からだの洗い方」についてお伝えしたいと思います。
<からだを洗う時に気を付けること>
〇お湯で洗うだけでは、皮膚の表面の雑菌や汚れが十分落ちません。石鹸を使用しましょう。
〇石鹸をよく泡立てて洗うと、十分な洗浄効果が得られます。固形石鹸や液体石鹸は泡立ててから使用しましょう。
〇ナイロンタオルやスポンジ、目の粗いタオルなどでゴシゴシ洗うと皮膚を傷つけてしまうため、素手で洗うことをおすすめします。素手であらうと適度な力で洗うことができ、日々のお子さんの皮膚の状態を実感することができます。(大人も同様です)
<からだの洗い方>
〇まず、石鹸をよく泡立てます。泡立てネットなどを使用すると簡単です。泡で出るくるタイプのボディーソープを使用するのもおすすめです。
〇できるだけ素手で、爪を立てずに指の腹を使ってしっかりともむようにして全身を洗いましょう。
〇目の周りや顔、湿疹(赤み)のあるところもきちんと石鹸であらいましょう。目の周りは、お子さんに目を閉じてもらい、目の上から下に向かって洗いましょう。
〇最後に、ぬるめのお湯でよくすすぎましょう。皮膚に石鹸の成分が残らないよう、十分に洗い流してください。
〇タオルでからだを拭くときは、こすらず優しく押さえるように拭きましょう。
・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある場合は、かゆくなることがあるため、長湯や高温のお湯は避けましょう。
・入浴をすると皮脂などが洗い流され、皮膚が乾燥しやすくなります。入浴後はできるだけ早めに保湿剤を塗りましょう(15分以内が効果的)
カテゴリー:1.クリニック情報 , 4.小児科 , 6.ホームケアについて 2021年02月23日
胃腸炎のときの飲み物・食べ物
こんにちは、看護師Cです。胃腸炎がちょこちょこ流行っています。
ウイルスや細菌の感染による「胃腸炎」は、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こします。吐くのは最初の1~2日で、熱が出ることもあります。その後は下痢になることも多いですが、多くは1週間ぐらいでよくなります。
症状に合わせて、整腸剤や吐き気止めの薬を使うこともあります。吐き続けるときや脱水症状が強いときには、点滴や入院が必要になることもあります。
吐いたあとでも、元気もよく、機嫌も悪くなければ急を要することはありません。また、少しずつ水分が摂れるようになれば家で様子を見てもよいでしょう。
胃腸炎にかかると、嘔吐、下痢、発熱などの症状により体内の水分が失われるため、脱水症になる心配があります。この脱水症を防ぐためのホームケアがとても大切です!
【まずは、水分補給が大事】
・吐き気が強いあいだは何も飲ませないようにしましょう。
・吐き気が少し落ち着いたようであれば、経口補水液を飲ませましょう。経口補水液を嫌がる場合はりんごジュースや野菜スープでもよいでしょう。授乳中のお子さんは母乳(ミルク)を少しずつ飲ませましょう(ミルクはうすめずに作りましょう)。
・少しずつ、何回かに分けて飲ませましょう。「少ない量で回数を多く」がポイントです。
→ 5~10分ごとに5~10ml(スプーン1杯、ペットボトルのキャップ1~2杯)ずつ飲ませましょう。
・3時間以上吐かなかったら、自由に飲ませてみましょう。食事ができるようになったら、経口補水液はやめてよいです。
【食べ物】
・吐き気がおさまって食べられるようになったら、嘔吐や下痢で失われた栄養とカロリーを補うために食事を始めましょう。
・うどん、豆腐、白身魚、鶏肉、お粥、スープ各種、バナナ、りんご、煮野菜などの消化吸収の良い食べ物がおすすめです。牛乳、乳製品、オレンジジュース、きのこ類、脂分の多い肉類、揚げ物などは避けましょう。
※※ 下記のような場合はすぐに診察を受けましょう☆※※
・強い脱水症状がみられるとき(泣いても涙が出ない・目がくぼんでいる・口の中や舌が乾いている・皮膚が冷たい・顔色が悪い・おしっこが出ない・ぼーっとしている)
・6時間以上続けて吐いているとき
・吐いたものが緑色のとき
・お腹をひどく痛がるとき
・血便が出たとき
カテゴリー:1.クリニック情報 , 6.ホームケアについて
冬はやけどに気を付けましょう!(受診までの応急処置について)
こんにちは。スタッフTです。
冬場は家の中での時間が伸びやすく暖房機器の使用により火傷が増加する傾向にあります。大人も子どもも気をつけねばなりません。
<例えば・・・>
・石油ストーブにつかまってしまった。
・電気ケトルを倒した。
・炊飯器の蒸気を触ってしまった。
・湯たんぽを直接、寝る時にあてていて低温火傷をしてしまった。など・・・
【受診までの応急処置】
・少し冷ため~常温の流水で5分~15分程度、かけ流して冷やしましょう。
また、氷や保冷剤などをあてて冷やす場合は、タオルやガーゼの上から冷やしましょう。
・衣服の上から火傷をした場合は、その上から流水をかけて冷やしましょう。
その後、簡単に脱げるのであれば、脱衣させますが、皮膚を剥がしてしまう恐れがある場合はそのまま病院へ。
・水疱が出来ていたら、つぶしたりしないようにします。
皮膚がめくれていても、手で皮膚をはがしたりしないで下さい。手には雑菌がいっぱいです。感染予防の為にも、清潔なガーゼなどで優しく保護して、受診しましょう。
・受診前に自己判断で、消毒や軟膏などは塗るのはやめましょう。かえって、悪化する場合もあります。
・低温火傷の場合、痛みが少なくても、重症化している場合もあります。速やかに病院を受診しましょう。(特に皮膚の弱い子供やお年寄り、糖尿病などの疾患がある方など、要注意です。)
カテゴリー:1.クリニック情報 , 6.ホームケアについて 2021年01月28日
ニキビについて
こんにちは。看護師Nです。
中学生の頃からでき始めるニキビは誰もが一度は悩んだ事がある肌トラブルの1つだと思います。しかし、対処法を間違ったり、放置してしまうと「ニキビ痕」を残してしまう可能性もあるため早めに適切な治療を受ける事が大切です。
今回は10代に多くみられる「思春期ニキビ」について書いてみたいと思います。
☆1~思春期ニキビの原因~
思春期ニキビは成長期における皮脂の過剰分泌が原因です。
毛穴に皮脂がたまり、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしてしまいます。
☆2~思春期ニキビの悪化因子~
・月経前 ・寝不足 ・便秘 ・皮膚のバリア機能の低下 ・乾燥肌 ・ストレス
・不規則な生活など
☆3~ニキビの出来やすい部位~
ニキビの出来やすい部位は顔面・前胸部や上背部など皮脂腺が発達している部位です。
思春期ニキビの場合はおでこや鼻などTゾーンに出来やすいといわれています。
☆4~予防方法~
思春期ニキビは洗顔などのスキンケアで皮脂の量と水分量を適度に保ち、肌を清潔にする事が大切です。
①洗顔
洗顔する事で余分な皮脂と汚れ・毛穴を塞ぐ角質を落とします。1日2回、朝と晩に行いましょう。
※洗いすぎは肌を守るバリアを壊してしまうので注意しましょう。
【洗顔方法】
1、 始めに手をしっかり洗います。
2、 ぬるま湯でさっと顔を洗います。
3、 洗顔料をしっかり泡立てます。
4、 泡でやさしく洗顔します。この時、肌をこすらないよう泡を転がすイメージで汚れを落とすようにしましょう。
5、 顔をすすぐときもゴシゴシしたり、ニキビを押さないようにしましょう。
6、 特に髪の生え際など洗顔料が残ってないかチェックし、清潔なタオルでそっと水分をふき取りましょう。
②保湿
洗顔後は水分が蒸発して乾燥してしまうため保湿が大切になります。
化粧水を手のひらに取り、顔を優しく押さえるようにして水分を肌になじませましょう。
③日焼け止め
紫外線は肌を痛め、ニキビ肌のリスクとなるため日焼け止めを使用しましょう。
④その他として
☆食事→1日3食、バランスの良い食事を心がけましょう。お肉や揚げ物・スイーツなど脂肪分を多く含む食品は控え目にしてビタミンや食物繊維が豊富な緑黄色野菜を多く摂るようにしましょう。
☆睡眠→睡眠不足は体調不良の原因となり、ニキビの悪化につながります。体の新陳代謝を促すホルモンが22時~深夜2時に出ていると言われてるので22時頃までに就寝するのが理想的です。良質な睡眠のため、寝る前に脳を興奮させるようなカフェインを摂ったりスマートフォンやパソコンなどを見るのは控えましょう。
☆清潔→毎日の入浴・シャワーで肌を清潔に保ちましょう。また自宅にいる時はひたいやあごに頭髪が触れないようにヘアピンやゴムなどで前髪をあげ、髪をまとめましょう。
☆ストレス→趣味や適度な運動など自分なりのリラックス法でストレスに少ない生活を送りましょう。
ニキビや保湿剤などのお薬のメーカーmaruhoのHPにも、ニキビについての特集があります。よろしければ checkしてみてくださいね♪ https://www.maruho.co.jp/kanja/nikibi/
カテゴリー:1.クリニック情報 , 4.小児科 , 6.ホームケアについて 2020年10月05日
男の子、女の子、おしものケアの話
こんにちは。看護師のTです。
この前、ママ友との立ち話で、男の子のおちんちんはどうしたらいいのか?という話になりました。
お世話をするママは女性です。おちんちんのケアについては???です。
なかなか他の人にも聞きずらかったりして、正しいケアって知らないこともあるかもしれません!
そこで今回は子供のおしものケアについてです。
☆★男の子★☆
ほとんどの赤ちゃんは仮性包茎の状態で生まれてきます。包茎とは亀頭が皮に覆われている状態です。包皮と亀頭がくっついていて、簡単に剥けないのがほとんどです。成長していく中で、自然に剥けるようになっていきます。
赤ちゃんのうちは無理に皮を剥く必要はありません。ただ、しっかりくっつきすぎていると、尿道を狭くしてしまうことや、垢などがたまって炎症を起こしてしまうことがあるので、お風呂の時などに、無理なく剥けている部分の皮を上げて、汚れを洗い流します。石鹸を使って大丈夫です。しかし、刺激になり、嫌がる場合は、シャワーのお湯で洗い流す程度でも良いでしょう。
強い力で無理に剥こうとすると、皮が切れて出血したり、戻らなくなることがある(包茎陥頓)ので、避けておいた方が良いでしょう。
皮と亀頭の間に恥垢と呼ばれる垢がたまり、菌が入り込んで炎症を起こす場合があります(亀頭包皮炎)。赤くなったり、腫れたり、痛がったりしたら、受診してくださいね。
☆★女の子★☆
女の子の性器は閉じていることがほとんどです。うんちが出る肛門も男の子に比べると近いので、汚れやすく、細菌感染もしやすいです。お風呂に入った時は、開いて、洗い流しましょう。
また、膣にはデーデルライン桿菌というカンジタなどを予防する良い菌もいます。膣の良い菌をなくさないように、陰部は石鹸は使わず、お湯で洗い流して、清潔にしてあげてくださいね。
自分でトイレに行けるようになったら、拭く時には前から後ろにということを、感染予防のために教えてあげるのも大切です。
カテゴリー:1.クリニック情報 , 4.小児科 , 6.ホームケアについて 2020年09月26日