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胃腸炎のときの飲み物・食べ物

こんにちは、看護師Cです。胃腸炎がちょこちょこ流行っています。

ウイルスや細菌の感染による「胃腸炎」は、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こします。吐くのは最初の1~2日で、熱が出ることもあります。その後は下痢になることも多いですが、多くは1週間ぐらいでよくなります。

症状に合わせて、整腸剤や吐き気止めの薬を使うこともあります。吐き続けるときや脱水症状が強いときには、点滴や入院が必要になることもあります。

吐いたあとでも、元気もよく、機嫌も悪くなければ急を要することはありません。また、少しずつ水分が摂れるようになれば家で様子を見てもよいでしょう。

胃腸炎にかかると、嘔吐、下痢、発熱などの症状により体内の水分が失われるため、脱水症になる心配があります。この脱水症を防ぐためのホームケアがとても大切です!

【まずは、水分補給が大事】

・吐き気が強いあいだは何も飲ませないようにしましょう。

・吐き気が少し落ち着いたようであれば、経口補水液を飲ませましょう。経口補水液を嫌がる場合はりんごジュースや野菜スープでもよいでしょう。授乳中のお子さんは母乳(ミルク)を少しずつ飲ませましょう(ミルクはうすめずに作りましょう)。

・少しずつ、何回かに分けて飲ませましょう。「少ない量で回数を多く」がポイントです。

→ 5~10分ごとに5~10ml(スプーン1杯、ペットボトルのキャップ1~2杯)ずつ飲ませましょう

・3時間以上吐かなかったら、自由に飲ませてみましょう。食事ができるようになったら、経口補水液はやめてよいです。

【食べ物】

・吐き気がおさまって食べられるようになったら、嘔吐や下痢で失われた栄養とカロリーを補うために食事を始めましょう。

・うどん、豆腐、白身魚、鶏肉、お粥、スープ各種、バナナ、りんご、煮野菜などの消化吸収の良い食べ物がおすすめです。牛乳、乳製品、オレンジジュース、きのこ類、脂分の多い肉類、揚げ物などは避けましょう。

※※ 下記のような場合はすぐに診察を受けましょう☆※※

・強い脱水症状がみられるとき(泣いても涙が出ない・目がくぼんでいる・口の中や舌が乾いている・皮膚が冷たい・顔色が悪い・おしっこが出ない・ぼーっとしている)

・6時間以上続けて吐いているとき

・吐いたものが緑色のとき

・お腹をひどく痛がるとき

・血便が出たとき