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1.クリニック情報 ブログ

休校中のこどもは、どう過ごせばよい??

子どもたちの3月2日の突然の休校から、春休みも含めてもうすでに1か月以上が経過しました。東京などの流行地域ではGW終わりまでの休校措置は決定していますが、いつまで継続されるかは未知数です・・・長らく自宅中心の生活の中で、どのように過ごしたらいいのか、心配な方も多いと思います。

まずは新型コロナウイルスの特徴をよく知り、どのように生活するのがリスクが低く、健康に過ごせるかを以下に情報をまとめましたので、考えてみてください。

新型コロナ感染症は、インフルエンザと同様に、基本的に、①飛沫感染、②接触感染が感染様式となっています。①は感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染する様式。②は感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付着し、未感染者がその部分に接触することで感染する様式です。例えば、電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなどです。より感染力の高い空気感染は、3密(密閉、密接、密集)の状況でのみ起こる可能性が指摘されています。

感染予防にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは相当混み合っていない限りは予防効果はあまり認められていません。

 

日本小児科学会からは、「新型コロナウイルス感染症に関するQ&Aについて」の中で、「子どもは外出や友達と遊ぶことを避けたほうが良い」かどうか、という疑問に関して、次のように回答しています。「子どもにとって遊ぶことは、心身の発達においてとても重要です。感染のリスクを下げるために以下のことを守れば、外出や子ども同士の遊びは可能です。」としています。人の少ない時間で、少ない時間でも外の空気を吸うことは必要なのではないでしょうか。

「〈屋外における遊び〉
屋外の遊びであれば感染伝播のリスクは低いと考えられますが、以下の点を確認し注意して下さい。
・風邪症状(のどの痛み、咳、発熱など)があるときは、外出は控える
・みんながよく触れる場所に触った後は手洗いをする
・飲食の前にも手洗いをする

〈屋内における遊び〉
屋内における遊びについては、屋外よりリスクが高くなりますので、以下の点を確認し注意して下さい。
・周囲に明らかな感染者がいない
・遊ぶ場所に高齢者や基礎疾患のある方がいない
・本人や家族に風邪症状(のどの痛み、咳、発熱など)がない
・少人数である
・保護者同士の了解が得られている
・みんながよく触れる場所に触った後は手洗いをする
・飲食の前にも手洗いをする

〈屋外・屋内で遊ぶ際に起こりやすい事故への対応・予防策〉
こちらをご参照下さい。
http://kodomo-qq.jp/jiko/index.php(日本小児科学会こどもの事故と対策)」

地域での感染状況を確認しながら心身ともに健康を維持し、この感染流行期を乗り越えましょう!


新型コロナ感染対策で健診や予防接種は延期する??

外来で「コロナ感染対策で健診や予防接種は延期するべきか」という相談をよく受けます。日本小児科学会としては「乳幼児健診の目的は、年齢ごとに起こりやすい病気や問題を早めに見つけて治療などに結び付けることです。予防接種についても、感染症にかかる前に接種する事が極めて重要」とし、「極端な制限によって予防できる他の重要な病気の危険性にさらされることを避ける必要があり」「今後も数か月単位での流行が想定され、その間に乳幼児健診や予防接種を回避するデメリットは大きいと考えられ」ると表明しています。
しかし、「一般的な感染症対策として、お子さんや付き添いの保護者の方については、発熱や咳などの症状がないことを確認すること、成人では手指消毒や手洗いの励行とマスクの着用は必須」としています。「また、可能な限り、きょうだいや祖父母などの同伴を避けること、健診や予防接種の会場や医療機関でオムツを替えないこと(新型コロナウイルスは糞便中に排泄される可能性が指摘されているため)」が推奨されています。


新型コロナ感染症に対する当院の対応について(小児科)

都内でのコロナウイルス感染症の報告患者数が急増しています。爆発的な感染者の増加は、医療崩壊を引き起こし、経済的にも大打撃を与えてきています。
これからの一人一人の行動で、感染制御が可能になり、早く収束していくことをねがいます。
専門家などからの意見などから、以下、現在私たちができることをまとめました。
1)#うちで過ごそう
:大事なのは【密集・密閉・密接の重なるところ】に絶対に行かないことです。人との接触を8割減らすことを意識して行動してください。
2)#感染時に備えよう
:軽いかぜ症状は自宅療養しましょう。しかし、4日以上の発熱や倦怠感が強い場合などは、受診の目安( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00094.html#soudan )に応じ、新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html )に相談しましょう。
3)#戦う相手は人ではなくウイルス
:感染者やその近親者、医療従事者や保健所・行政の人を差別することなく、お互いを労い、支え合いと感謝の声をかけあっていきましょう。

これまでも院内感染を防止するため、当院でも具体的な対応策を検討してきました。小児に関しては、かぜの罹患者も毎年多いため、コロナウイルス感染症との完全な鑑別は非常に困難です。実際には入院が必要な肺炎に至らなければ検査の適応にもなりませんし、自宅療養で治るのを待つしかありません。
クリニックとして地域医療に継続的に貢献するため、院内感染を以下の方法で防止していきます。

【感染対策】
● 十分な換気と、手の触れる場所の消毒を定期的に行います。
● おもちゃや本の貸し出しは、当面中止します。(ご自宅よりご持参はいただけます)
● 待合では、他の方との距離を1.5mを目安にとってください。(混雑の場合は、呼び出し順番が離れた方に、時間をおいてからの来院をお願いする場合があります)
● 院内でのエアロゾル発生のリスクとなるので、吸入のネブライザー処置を当面中止いたします。必要あれば、貸し出し用の携帯ネブライザーなどで対応します。
● ワクチンの予約は、できる限りワクチン、健診の専門時間でのご予約をおねがいいたします。
● 一般診察時間にワクチンで来院された「健康」な方に関しては、3番診察室にてカーテン隔離で待機いただきます。


BCGがコロナに効く??

新型コロナウイルスに対して、BCG接種が免疫増強の可能性があるのか海外で治験に入ったとの報道がありました。しかし、これは結果がでていない「治験」レベルのことです。効果の有無に関しては結果をみてからでないとわかりませんし、副反応の可能性も考えなくてはなりません。

日本ワクチン学会からの提言もご覧ください。

→  http://www.jsvac.jp/pdfs/kenkai.pdf

当院ではBCGは「結核予防」のために、定期接種として生後1歳に至るまでの方に対して主に行っております。平時であれば前述の定期接種時期に何らかの事情でBCG定期接種を受けられなかった乳幼児の方や、成人でも必要が生じた場合(例えば、大学等の入学時や病院・施設等の採用時)には、初めにツベルクリン反応検査を行なってから、結果が陰性ならばBCGを接種を考慮するという考え方でございますが、現在、BCG供給が不安定となっております。従って、しばらくの間、0歳児以外のBCG接種はお断りさせていただきます。本来の目的である赤ちゃんの結核を防ぐため、ご理解の程、宜しくお願い致します。

 


感染予防のための手洗いについて☆

すこしずつ暖かくなり、例年なら桜の開花が楽しみな季節なのですが…新型コロナウイルスの心配が続く毎日ですね。看護師Hです。

感染予防に必要なものが購入できず「マスクがない!消毒用のアルコールがない!!」と、不安が募りますよね。
でも、感染予防の基本は「正しい手洗い」です。普段している手洗いが正しくできているか、もう1度確認してみましょう。

こちらは厚生労働省のHPからの引用です。


https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf

動画(東京都福祉保健局)もありますので、ご家族で確認してみましょう。


https://tokyodouga.jp/10000000578.html

あちこち触れた手で自分の目・鼻・口に触れてしまったり、またほかの人に触れることでウイルスを運んでしまいます。帰宅時・調理前後・食事前などはしっかり手を洗ってくださいね。

来院時にも手指消毒や手洗いをお願いいたします☆


感染性胃腸炎が流行する季節です。

ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因で、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などの症状が見られ、発熱する場合もある「感染性胃腸炎」です。吐物や便にはたくさんのウイルスが含まれます。家族など他の人にうつさないために(二次感染予防)適切な対応や処理方法を確認しましょう。

≪どうしたらいいの?≫

下痢・発熱・腹痛・嘔吐などの症状が続くときは、受診しましょう。感染性胃腸炎の場合、残念ながら根本治療はありませんが、脱水にならないように水分摂取をしながら療養しましょう。症状が長引く場合には別の原因も考えられますので再度受診しましょう。

≪回復のポイント≫
1.吐き気がある時は、飲み物はや食べ物は控えて、胃腸を休めましょう。1度にたくさん飲むと胃腸を刺激し、嘔吐を繰り返すことがあります。特に脱水には気を付けましょう。
2.吐き気がおさまったら、スプーン一杯ほどの少量の水分を与え、嘔気が出なければ徐々に量を増やしていきます。
3.食欲が出てきたら、消化の良いものを少しずつ食べさせましょう。
4.便の状態に合わせて、食事の形態を工夫します。

便の状態と食事の進め方

水様便  :スープ・水分を中心に

泥状便  :ドロドロ状の食事

軟便   :やわらかめの食事

形のある便になってきたら・・・  :大事を取ってもう1日やわらかめの食事

〇好ましい食べ物など
経口補水液(一般のイオン飲料やジュースは糖分が多すぎるため)・麦茶・湯冷まし・すりおろしりんご・味噌汁・野菜スープ・おかゆ・煮込みうどん・豆腐・ほうれん草・白身魚・大根・にんじん・じゃが芋など

≪家庭での汚染物の処理の仕方と必要物品≫
必要物品:マスク・手袋・エプロン・新聞紙(紙おむつ、ペットシート)・ビニール袋(レジ袋)・バケツ・塩素系漂白剤
!!処理した人が感染しないように、マスク・手袋・エプロンをつけましょう!!
*窓を開け換気しましょう。
*吐いたもの、下痢などで汚染されたものをすぐに片づけましょう。
*汚物の上に新聞紙または紙おむつ(ペットシート)を広げ、ほかに広がらないようにしましょう。
*汚物は使い捨ての布や紙で、周りから中央に向かって静かにふき取り、ビニール袋に入れ密封して捨てましょう。
*汚染された衣類・床・テーブルは、消毒液で拭きましょう。
*処理した後は、流水と石けんで手を洗い、うがいをしましょう。また、処理中に汚染された衣類は着替えましょう。

消毒方法
<衣類>
まず、汚染物を取り除き、水洗い!!
300倍(0.02%)に薄めた消毒液(6%塩素系漂白剤)
水3L+塩素系漂白剤10cc(ペットボトルキャップ2杯)に30~60分、又は85℃以上の熱湯に1分以上つけてから洗濯しましょう。
*消毒したら洗濯機に入れて大丈夫です。

<床・テーブルなど>
60倍(0.1%)に薄めた消毒液(6%塩素系漂白剤)
水3L+塩素系漂白剤50ccで拭き、消毒液を浸した布で10分間覆っておきましょう。家庭内での感染が防げます。

ウイルスが便中に1カ月程度排出される感染症もあります。
汚物を洗浄した洗い場は、消毒液を流しておきましょう。


インフルエンザが流行しています。

年末あたりからインフルエンザの本格的な流行が始まってきました。
インフルエンザ(Influenza)は、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、毎年世界中で流行します。
日本でも毎年冬を中心に多くの方が発症し、高齢者の超過死亡、インフルエンザ脳症に代表される乳幼児における合併症等がみられています。

●症状●
普通のかぜと同じように、インフルエンザではのどの痛み、鼻汁、咳などの症状が見られますが、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然、そして強く現れます。

●検査●
鼻の中から綿棒で鼻汁をぬぐい取る簡単な検査です。
検査に適した時期は熱が出て8~48時間です。(発熱直後はウイルス量が少ないために陰性になることがあります)
もちろん、発症から早くてもすぐに陽性とでる場合もありますので、全身症状がひどい場合は無理をせずに早めに受診してください。

●治療●
発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬(インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬)が使用できます。使わなければ治らないということではありませんが、発熱の持続時間をおさえ、重症化を防ぐ効果も期待できます。

当院で処方できる抗インフルエンザ薬にはタミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザがあります。(点滴薬のラピアクタは重症例で病院などで使用することもありますが、当院では行っていません)

内服や使用方法、回数に違いがありますので、患者さんの様子にあったものを相談の上、決定します。
他、症状を抑える薬を併用する場合が多いです。

●登園・登校禁止●
インフルエンザは学校保健安全法や保育所における感染症対策ガイドラインによって管理を受ける学校伝染病のひとつです。
発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで出席停止が求められています。

●予防●
1.外出後の手洗い、うがいをしましょう
2.外出時はマスクを着用しましょう
3.湿度は50-60%を保ちましょう
4.バランスよく栄養を摂り、睡眠をしっかりとりましょう
5.10-12月に毎年インフルエンザワクチンを接種しましょう


インフルエンザワクチンについて

こんにちは。看護師Nです。今日は、インフルエンザワクチンについてブログを書こうと思います♪

毎年接種されている方も多いと思いますが、予防接種って何をするものかご存知ですか?

インフルエンザの予防接種では、その年に流行りそうな型を予測して作ったワクチンを注射します。
ワクチンには感染力を無くしたウイルスが入っていて、これを注射すると体がウイルスの特長を覚えて免疫反応により抗体が作られる為、インフルエンザに罹りにくくなります。
ワクチンの効果は約5ヶ月程度で無くなってしまう為、毎年接種する必要があります。

今年は夏休み明け早々、インフルエンザによる学級閉鎖が各地で相次いでいます。
インフルエンザに罹ると重篤な合併症を引き起こす事があるので罹らない為にも予防接種を受けましょう。
特に乳児から13歳未満のお子様は2回接種になるので計画的に接種していきましょう!(厚生労働省から2回目接種は12月中旬には終了することが推奨されています。)

当院では10/15)よりインフルエンザの予防接種が始まります。7日正午よりweb予約開始となります。

母子手帳の確認により接種漏れが判明し、catch upできることもあります。母子手帳は必ずお持ちください☆


熱中症について (スタッフブログ)

本日ブログ担当の看護師Hです。

連日35℃を超える猛暑日が続いています。涼しかった梅雨が恋しい…(;-;)

 

先日、長野県の鏡池に行ってきました(^^)日差しは強かったけれど、風はとってもさわやかでした~♪

 

熱中症で搬送などのニュースを連日目にしますので、是非このブログを読んでくださっている方にも熱中症に注意していただきたいと思い、まとめました!

気温や湿度が高い日、日差しが強い日などは熱中症にご注意を!!

汗腺や体温調節機能が十分発達していない乳幼児は、特に注意が必要です。

 

<まずは予防!!>

遊ぶ時には・・・日陰や風遠しの良いところで・こまめな水分補給・風通しの良い服装・帽子をかぶる(つばのあるものが良い)

室内では扇風機やエアコン、外では保冷グッズなども上手に活用しましょう。

 

もし、頭痛・嘔吐や吐き気・発熱・寒気などなどいつもより元気がないなぁと感じたら…。

<対処>

涼しい場所に移動し、首・わきの下・ももの付け根などを、濡らしたタオルや冷たいペットボトルなどで冷やす。

冷たい水や乳幼児用イオン飲料などを少しずつ飲ませましょう。

 

ここで、家にあるものでできる経口補水液の作り方をご紹介☆彡

【材料】・水 500ml

・砂糖 15g(スティックシュガー5本)

・塩  1.5g(ふたつまみ)

・レモン汁 大さじ1

以上を、よく混ぜ合わせてできあがりです!!

*レモン汁をグレープフルーツ果汁にしたらチョット大人味(^^)

*ジュースで作る場合は、100%オレンジジュース400mlに塩3gを加え、1l(リットル)になるように水を足しても作れます。

 

 

環境省の熱中症予防情報サイト( http://www.wbgt.env.go.jp/ )などで「暑さ指数」なども参考に、暑さと上手に付き合いながら楽しい夏をお過ごしください。


夏休みだからこそ母子手帳の確認を!小学生編

お子さんが赤ちゃんだった頃は、色んな種類のワクチンを次々に接種していたと思います。

しかし、小学生になってからの定期接種のワクチンは日本脳炎の2期とDT(二種混合)、子宮頸がんワクチンしかありません。

是非夏休み中に母子手帳でご確認ください!

接種漏れがないか、どのように接種したらよいのか、わからないことがあれば、一度ご相談ください☆