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1.クリニック情報 ブログ

2020-2021年シーズンのインフルエンザワクチンについて

こんにちは。上高田ちば整形外科・小児科です。
2020-2021年シーズンのインフルエンザワクチンについてのご案内です。
インフルエンザの発症及び重症化防止のために、ワクチン接種をお勧めいたします。

【接種期間】
●2020/10/12-2021/1/31
(10-12月での接種が推奨です。12歳までは2回接種)

※高齢者の定期接種対象の方は10/1から接種開始できますので、1階整形外科受付でご予約ください。(区から送付された予診票が必要です) 65歳以上の方で肺炎球菌ワクチン未接種の方は、同時に接種されるのがお勧めです。

【予約方法】
●予約システムにて9/23 9時から受け付けます。(2日前までに予約してください)

●予約システムがご利用になれない方は、受付カウンター(1階,2階ともに可能)でも予約取得が可能です。
※当日でもワクチンに余裕があれば接種可能ですが、ご予約いただいた方が優先になります。
※診療に影響しますので、お電話でのご予約は
AM 平日 10時半から11時半
PM 平日 15-16時  (木曜除く)
に限定させていただきます。なるべく予約システムでの予約取得にご協力ください。

【接種票について】
●任意接種となりますので、予診票は受付からお受け取り下さい。
※ダウンロードも可能です。: http://kmdc.tokyo/pdf/influ.pdf
●中野区にお住いの未就学児は中野区助成が2回受けられます(2021/1/31まで)。
※中野区助成の接種票は2階小児科受付に専用のピンクの予診票を準備しております。混雑緩和の為になるべく事前にお受け取りいただき、ご自宅で記入してから接種当日ご来院いただくようご協力をお願い致します。

【接種費用】(1回につき)
●任意接種                 : 3500 円
●家族割  (同日に家族の接種がある場合)      : 3300 円
●未就学児への中野区助成             : 2500 円


渦流浴の消毒について

こんにちは。院長の千葉です。

当院のリハビリ器具の1つに渦流浴があります。
細かな気泡により、末梢の循環を改善する効果や、マッサージ効果などが期待できる器具です。
当院では、感染対策の一環として、
利用されるすべての皆様に手洗い、アルコール消毒をお願いしております。
また、厚生労働省が定める基準の塩素濃度で使用する水を消毒して使っています。これは一般的なプールとほぼ同じ濃度です。

残念ながら塩素に過敏症状のある方はご利用いただけなく恐縮ですが、
多くの皆様に安全にご利用いただけるためにも、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。


軟膏の塗り方について

こんにちは! 看護師Nです。

皮膚の乾燥・かゆみ・あせも・虫刺されなどの肌のトラブルで軟膏を塗る機会が多くあると思いますが、どの位の量をどのように塗ったらよいかご存知ですか?
今回は軟膏の塗り方や使用量の目安についてご紹介したいとおもいます。

☆治療をする上で大切な4つの事とは・・・
①指示された軟膏を
②指示された部位に
③指示された回数だけ
④毎日続けて塗る

※塗ったり塗らなかったり、良くなったからと自己判断でやめてしまったり、市販の薬を塗ってみたり・・などしているとなかなか治らないので気を付けましょう。

☆軟膏の塗り方
①手洗いをし、手を清潔にしたあと軟膏を手に取ります。
②軟膏を皮膚に点在させます。こうすることで皮膚に加わる摩擦力が少なくなります。
③点在させた軟膏を手のひらを使って優しく広範囲に塗り広げます。
④入浴し皮膚を清潔にした後すぐに塗るのが効果的ですが、塗るタイミングより適量を
しっかり塗ることの方が大切です。

☆塗り薬の使用量の目安 (大人の手のひら2枚分塗る薬の量)

・軟膏→ 大人の人差し指の先端から第一関節まで1本の線状にチューブから押し出した量(約0.5グラム)


・ローション→ 手のひらに出した1円玉位の大きさの量

お薬を正しく使って肌トラブルのないきれいな肌を目指しましょう!!


子どもの病気のホームケア ②坐薬の使い方

こんにちは。看護師Cです。

例年と比べて小児科部門では、感染症が非常に少なくなっていますが、お風邪で熱を出す子もでてきています。

そんな時、熱でぐったりするようなら解熱剤を使用する場合もありますが・・・今回は特に坐薬についてご紹介します♪

 

坐薬は肛門から入れる薬です。吸収が速く全身にゆき渡るので即効性があります。吐き気があるときや食欲のないときなど内服が難しい場合にも使用できるのでお子さんによく処方されます。
解熱剤・吐き気止め・けいれん予防などとして坐薬を処方されることがありますが、これまで坐薬を入れたことがなく坐薬の入れ方に不安があるという方も多いのではないでしょうか。

DSC_0432.JPG

【坐薬の挿入のしかた】
坐薬は、挿入しやすいように先が尖ったロケットのような形をしています。これにより挿入した時に自然に直腸内に入り、再び出にくくなっています。
①まず、手を洗います。
②冷蔵庫で冷えた坐薬は手で少し温めましょう(冷たくて固いと刺激になって痛い場合があります)。
③肛門に挿入する方(先が尖っている方)にワセリンやベビーオイルをつけるか、水でぬらして滑りやすくします。
④赤ちゃんなら、おむつ交換の時のように仰向けにして足を持ち上げて坐薬を肛門に挿入してください。幼児なら、横向きかうつ伏せでお尻を突き出す姿勢をとらせて肛門に挿入します。挿入後4~5秒おさえてください。
※ 排便の際に坐薬が一緒に出てしまうのを防ぐために、坐薬を使用する前はできるだけ排便後に入れてください。

【坐薬を切って使う場合】
体重の関係で、坐薬を1本すべて使ってしまうと量が多すぎることがあります。その場合は2/3や半分などの量で使用する場合があります。この場合は坐薬を切って使用します・
・はさみかカッターナイフを用意します。(清潔にして使いましょう)
・切る時は、縦方向に切ると折れやすくなりますので、写真のように切ると良いでしょう。
・包装から出さずにそのまま切りましょう。

【坐薬挿入後、すぐに薬が出てきてしまった場合は?】
・入れてすぐ、まだ座薬が指でもてる状態のときはそのまま入れ直してください。坐薬は吸収が速いため、便の中に坐薬が液状になっていたら大部分が吸収されていると考えられ、再度坐薬を使う必要はありません。
・入れてから10分以上経過して排便などにより出てきてしまった場合は、すでに吸収された分がかなりあります。新しく追加せずに1時間くらい様子をみましょう。

 

■解熱剤はどんな時に使えばいいの?■
解熱剤は内服薬や坐薬で処方されます。いずれの場合も、38.5℃以上の発熱があり、辛そうにしているとき・食事や水分を摂りにくいとき・なかなか眠れないときに使用しましょう。解熱剤を1回使用したら、次は6~8時間あけて使用してください。
※ 「発熱」は病原菌やウイルスをやっつけるために必要な反応です。熱が高くても、元気があり食事や水分を摂ることができ、よく眠れている時には使う必要はありません。

【二種類の坐薬を処方されました。どちらから使用したら良いですか?】
※緊急を要するものを先に入れるのが原則です。(医師から指示を受けている場合は医師の指示に従ってください。)
例)
・熱性けいれん薬と解熱鎮痛薬では熱性けいれん薬の坐薬を先に使用し、30分以上間隔を空けてから解熱鎮痛剤の座薬を使用します。
・吐き気止めと解熱鎮痛剤では、吐き気止めの坐薬の効果が弱まらないように、吐き気止めの坐薬使用後30分以上間隔をあけてから解熱鎮痛薬を使用してください。

もしもの時の参考になれば嬉しいです☆


今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて

こんにちは。上高田ちば整形外科・小児科です。

⽇本感染症学会は「今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて」というテーマで提言を行いました。まだわからないことの多い感染症ですので、現時点のデータから予想されることなど、わかりやすくまとまっていましたので、少しご紹介したいと思います。

従来のコロナウイルスの伝播状況から、冬季に COVID-19 の⼤きな流⾏が起こることが予測されています 。特に、インフルエンザの流⾏期と重なることにより、重⼤な事態になることが危惧されます。また、中国からブタ由来の新型インフルエンザの発⽣も報告されており、今後の動向に留意する必要があります。

2019-2020 年シーズンのインフルエンザは、例年に⽐して小さな流行に終わりました。これは、COVID-19 対策としての⾶沫感染対策、および⼿指衛⽣等の予防策が、インフルエンザについても有効であったことを⽰唆していますが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2) の出現が、インフルエンザ流⾏に何らかの原因で、⼲渉したとの説も考えられています。

今冬に同時流⾏が起こるか⼲渉がみられるかは、今年夏季の南半球の流⾏状況に注⽬する必要があります。

⼀⽅、COVID-19 とインフルエンザとの合併も報告されるようになりました。これらの報告によると、インフルエンザとの混合感染は、COVID-19 による⼊院患者の 4.3-49.5%に認められています 。インフルエンザ合併例では、⿐閉や咽頭痛が多く認められる傾向にありました。インフルエンザ⾮合併患者に⽐して、重症度や検査所⾒に差異はみられなかったとある⼀⽅で、B 型インフルエンザとの合併症例は重症化したという報告もあります

以上のことから、冬のインフルエンザの発症及び重症化予防ために、インフルエンザワクチンの接種を、積極的に考慮してください。生後6か月以上で接種可能です。

 ※昨シーズンのインフルエンザワクチンの写真です。

 

当院でも10月から接種開始の予定としています。予約時期、方法などについては、追って9月後半にHPで行います。


臍ヘルニアについて

今回は赤ちゃんでたまに見かける「臍ヘルニア」についてまとめました。

 ↑:臍ヘルニア

 

 ↑:綿球を詰めて圧迫。

臍ヘルニアは、臍がでっぱった状態でその中に腸管が飛び出した状態です。

乳児期の臍ヘルニアは、お母さんのお腹の中にいた頃の赤ちゃんの臍と胎盤が繋がっていたころの名残です。出生し、臍の緒が取れた部位に、強い腹圧などが加わることで臍の突出が起こります。はじめは小さな出っ張りですが、強い腹圧がかかると、突出はどんどん大きく4〜5cmにもなることもあります。臍ヘルニアをつまむと、飲み込んだミルクと空気などが混ざった内容を含む腸管がグジュグジュするのが感じられます。臍ヘルニアは新生児10人に対して約1人に発生します。放置しても1年で80%が、2年で90%が自然に治ると言われていますが、稀に飛び出した腸管がヘルニアの出口で強く締めつけられ血流障害を起こすこと(ヘルニア嵌頓)があります。

この臍ヘルニアを積極的に治療しようというのが、「圧迫療法」です。圧迫療法はヘルニアが小さいほど、治療開始の時期も生後早いほど効果が高く、生後6ヶ月以降では圧迫の効果は低くなります。

圧迫療法でも治らなかった場合や、醜い形で治った場合には1〜2歳頃に小児外科のある病院で手術となります。

 

気になることがあれば、小児科までご相談ください。

 


ロタウイルスワクチンの定期接種化について

上高田ちば整形外科・小児科です。

2020年8月1日(土)以降に生まれた0歳児が対象となり、2020年10月1日(木)からロタウイルスワクチンの定期接種が開始となります。(初回接種は遅くとも生後3か月半過ぎ(生後14週6日)までに受けましょう♪)

ロタウイルス感染症は、5歳頃までに少なくとも1回以上はかかるといわれている嘔吐、下痢、発熱など胃腸炎症状をきたす感染症です。嘔吐や激しい下痢症状が持続据えると、体から水分と塩分が失われ脱水症になります。また脱水症がひどくなると、点滴や入院が必要となります。その他、繰り返すけいれんや脳炎(毎年約40人)や重い腎障害など重い合併症もおこすことがあります。日本で毎年80万人が外来を受診し、8万人が入院、約10人が死亡します。

ロタウイルスワクチンは、ロタウイルスによる嘔吐下痢症を防いだり、軽くしたりして、点滴や入院が必要になるほどの重症例を約90%減らします。結果として、脳炎などの重い合併症も防いでくれます。

安全性は世界中で多くの調査が行われており、極めて高いものです。そのためにWHO(世界保健機関)は2009年6月に、ロタウイルスワクチンを子どもの最重要ワクチンの一つに指定し、世界中の全ての子どもが使用するようにと指示しました。

当院でも、生後6週以降の赤ちゃんにロタワクチンを使用しています。甘みのあるシロップなのですが、飲ませるのにコツが必要なこともあります。医師や看護師でお預かりして飲ませることもあります。大切なワクチンですので、しっかり飲めるといいですね☆彡

※ワクチンには十分なウイルス量が含まれるため、少量の吐き戻しは、問題ありません。

※現在は使用されていませんが、いわば「初代」のロタウイルスワクチン(ロタシールド)は接種後の腸重積症発生増加のため発売中止になりましたが、現在のワクチン(ロタテック・ロタリックス)では、接種時期を守ることで、欧米、および日本でも問題なく安全に接種されています。


大人のワクチンについて(帯状疱疹ワクチン)

新型コロナウイルスのワクチン開発を各国で頑張っているようですが、なかなか苦戦しているようですね。今年の冬には、どうやら間に合いそうもありません・・

そんな中、大人でも必要なワクチンとして、今回は帯状疱疹ワクチンをご紹介します!

水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染である水ぼうそう(水痘)にかかったことのある人が、体調不良時など免疫力の低下したタイミングで痛みを伴う帯状疱疹を発症することがあります。
帯状疱疹の発症率は50歳以上で増加し、50代、60代、70代と加齢に伴って増加していきます。

また、帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行リスクも加齢とともに高くなるといわれています。

水ぼうそうにかかったことがある人は、すでにウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢とともに弱まってしまうため改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。完全に発症を防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。

50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの対象となりますので、任意接種にはなりますが、お勧めいたします。ご家族にも是非お勧めください。


夏の思い出☆彡(スタッフブログ)

こんにちは!看護師Hです♪
新型コロナウイルスの流行で、何かと生活に窮屈を感じてしまいますが…みなさんいかがお過ごしですか?
連日ひどい暑さが続いていますね。
子どもの夏の思い出つくりに、感染リスクの低い方法で、と、夜に車で東京タワーを見に行ったり(この日は8月のイメージカラーのライトアップでした!)、近くの公園へセミの脱皮を見に行ったりしました(幼虫たち、実物は健気でかわいかったけど、写真で見るとコワイ(^^;)という不思議)。
8月もあっという間に過ぎてしまいそうですね!
熱中症などに気をつけながら夏を楽しみましょう☆☆

酷暑到来!!~経口補水について~

梅雨が明けた途端、35度超えの猛暑の夏がやってきました!みなさん、暑さでぐったりしていませんか?いつも元気な看護師Hです。

今回は熱中症予防や発熱時、体調不良の時に経口補水について書いてみます。

熱中症の予防などにはこまめな水分補給が必要になりますので、可能であれば15分毎ぐらいに2口ほど水分が取れるといいですね。お仕事や家事の合間、遊びに夢中になっているお子さんなどは15分毎は難しいかもしれませんが、1回にコップ1杯の水を168杯くらい飲むことを意識するといいかなと思います。

体調が悪い時や効果的に水分を取り入れたいときは市販で売っている経口補水液が効果的ですが、家にある物でも代用できますよ。私のおススメのレシピは・・・

 ・水 1000ml

 ・塩 小さじ1/2

 ・砂糖 大さじ4

 ・レモン汁 お好みで

市販のスポーツドリンクに似た味です。長期保存はできませんが、一度作ってみて下さい(^^)

 作るのは大変!という方には、梅干しもおススメです。経口補水液にも含まれる「食塩・クエン酸ナトリウム・塩化カリウム」は梅干しにも含まれていますので、お水と一緒に梅干しを食べる事で、塩分・ミネラルを効率よく取り入れることができます。

 水分補給は、疲労回復や健康維持のためにとても大切です。

コロナの影響でなかなか思うようにいかない夏ですが、適切な水分補給で健康に暑さを乗り越えましょう!!