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血液型について
こんにちは! #上高田ちば整形外科小児科 です。スタッフSです🌟
「血液型」という言葉は日常生活でもよく耳にしますよね。
血液型は赤血球の表面にある抗体によって決まります。最もよく知られているのはABO血液型かと思います。Rh血液型も耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?👀
🩸ABO血液型🩸
ABO血液型は、A型、B型、O型、AB型の4つに分けられます💡
赤血球の検査と、血清の検査の両方の検査を行って判定します。
【赤血球の検査(オモテ試験)】
赤血球を調べると、A型にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはAとB両方の抗体がありますが、O型にはどちらの抗体もありません。
【血清の検査(ウラ試験)】
血清には赤血球と反応する抗体が含まれます。
A型には(B抗原と反応する)抗B抗体、B型には(A抗原と反応する)抗A抗体、O型には抗A抗体と抗B抗体がありますが、AB型にはどちらの抗体もありません。
血液型 | 血球の抗原 | 血清中の抗体 | 日本人の割合 |
---|---|---|---|
A | A | 抗B | 約40% |
B | B | 抗A | 約20% |
O | AもBもない | 抗Aと抗B | 約30% |
AB | AとB | 抗Aも抗Bもない | 約10% |
🩸Rh血液型🩸
人の赤血球には赤毛猿と共通の血液型抗原があります。Rh血液型は、この抗原の有無によって分けられています。
代表的な抗原はいくつかありますが、Rh血液型はその中でもD抗原がある場合をRh+、ない場合をRh-と分類しています。
日本人のRh-の頻度は0.5%(およそ200人に1人)で、白人の頻度15%と比べるとかなり低くなっています。
日本人ではRh-は200人に1人、AB型は10人に1人なので、AB型でRh-の人は2000人に1人ということになります。
かなり少ないですね😳
🩸輸血🩸
輸血をするときは、同じABO血液型、同じRh血液型の血液を輸血します。
特にABO血液型が違う血液が輸血されると、その赤血球は破壊されてしまいます。発熱などの軽い症状から、急性腎不全のような重篤な副作用を起こし、生命が失われてしまうことさえあります。
O型の血液には抗原がないため、A型・B型・AB型の人が持っている抗体が反応しません。
そのため、O型の血液は他の血液型の人にも輸血することが可能です。
しかしO型には抗A、抗Bの抗体があるため、他の血液型の輸血を受けることはできません。
このように、輸血に血液型は大変重要なものなのです!
🩸白血球の血液型🩸
また、白血球にも血液型があるのはご存知でしょうか。白血球の血液型はHLAと呼びます。
HLAは特に臓器移植や造血幹細胞移植、血小板輸血などにおいて、ドナーとレシピエントの適合性を判断するうえで非常に重要です。
HLAが適合する確率は、兄弟姉妹間では4人に1人、非血縁者間では数百~数万人に1人の確率です。
🩸まれな血液型🩸
まれな血液型とは、出現頻度がおおむね1%以下で、輸血の際にその血液の確保に支障を来す恐れがある血液型を言います。
日本ではまれな血液型として20種類以上が登録されているそうです。
まれな血液型の血液はマイナス80℃以下で凍結保存され、万一の輸血に備えます。
現在のところ、国の基準で10年間凍結保存することができます。
ちなみに、これらの血液型の献血者が見つかると、必要に応じて献血へのご協力をお願いしているそうです。
🩸当院での血液型検査について🩸
当院では、ABO血液型、Rh血液型を自費で(¥2,500)で血液型を調べることができます🌟
アレルギー検査などで採血が必要になった時に、ついでに検査される方が多いです☺
カテゴリー:1.クリニック情報 2025年05月26日