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食中毒について〜キノコ編〜

リハビリスタッフのAです。
秋の味覚といえばキノコですが、食べられるキノコと間違えて毒キノコを食べてしまい、食中毒になるケースが毎年あります。特に山で採ったキノコには注意が必要です。


昔の話になりますが、山で採ってきたというキノコを知人からいただきました。どうもその中に毒キノコが混ざっていたらしく、父、母、祖父、祖母 ともに嘔吐、下痢、腹痛の食中毒症状を起こし、みな病院で手当を受けたことがありました。

厚生労働省「毒キノコによる食中毒発生状況」には、過去10年間の毒キノコによる食中毒発生状況が詳しく記されています。
10年間で事件数は447件、患者数は1,286人です。ツキヨタケ(患者数645人)、クサウラベニタケ(患者数251人)の発生が特に多いです。


クサウラベニタケは広葉樹林が生えている場所の地面で見られ、傘は灰色から茶色です。ウラベニホテイシメジやホンシメジ、ハタケシメジと間違えられることが多いです。

クサウラベニタケ


ツキヨタケは大型の毒キノコで、傘 は初め黄褐色で成熟すると紫褐色~暗紫褐色です。ブナやイタヤカエデなどの幹に重なり合って発生し、ヒラタケやムキタケ、シイタケと間違えられることが多いです。

ツキヨタケ


食べても安全だと確信できるもの以外は、採ったり食べたりしないこと。まして売ったり人にあげたりするのは禁物です。私の家族のように、人からもらった毒キノコを食べて食中毒になったケースもあるので、安全かどうか不安を感じたら、食べるのは避けるべきかもしれません。
万が一、食べた後に体調が悪くなったら、すぐに医療機関を受診するようにして下さい。

※統計と画像はすべて厚生労働省HP 消費者向け情報「毒キノコによる食中毒に注意しましょう」より