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かぜが流行っています。
小児科担当、千葉智子です。
湿度も気温も下がってきましたね。このような環境はウイルスにとっては、非常に心地がよいのです。感染予防には、手洗い・うがい・咳エチケットとともに、冬は加湿を加えてもよいでしょう。加湿器を使用するのもよし、洗濯物を室内干しにすることも、湿度アップにつながります。湿度計があると、数値で確認できるのでお勧めです!
我が家にも湿度計があり、洗濯物を室内で干し始めると、10%くらいすぐに変わるのがわかるので、効果を視覚的にも実感できます。
参考までに…快適な湿度は50-60%といわれています!
ここのところ、鼻水や咳の症状の子どもが増えてきました。小さな子の鼻水をとろうとすると、とても嫌がられてしまうし、何度もふいて鼻の周りが赤くなってしまう、なんてこともよくありますね。
2-3歳までに、習得しておくといいと私が思っていることの一つに「鼻をかむこと」があります。鼻水をしっかり除去することは、副鼻腔炎や中耳炎、気管支炎を予防することにもつながります。自分でチーンとかむのは、練習が必要ですので、我が家で行った練習法をご紹介します。
子どもの口をおさえて、両鼻から空気を「ふーん」をださせるようにします。この時に、ティッシュペーパーを鼻の前におくと、空気の動きでティッシュが浮くので、子どもも楽しめます。それが上手になってきたら、ティッシュペーパーをまるめて鼻栓を作り、ママと鼻栓ロケットを遠くに飛ばす競争です。この「片方の鼻から勢いよく空気を出す」という行為が、鼻をかむ動作になりますので、かなり鼻もスッキリするのではないでしょうか。
まだ、鼻を自分でかめない場合は、鼻水吸引器で除去してあげるのがお勧めです。当院では写真の吸引器をご用意していますので、鼻水がつまって苦しそうな場合は、ご相談ください。
カテゴリー:1.クリニック情報 2017年11月22日