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1.クリニック情報 ブログ

こどもの医療関連記事を監修しています。

小児科担当・千葉智子です。
KIDSNAという、子育て関連記事の医療監修をしています!

お時間あるときなどに、是非ご覧ください。
ちょっと役に立つ情報が手に入るはずです☆
https://kidsna.com/magazine/publisher/72


手足口病流行しています・・・

先週からすこしずつ出ていた夏風邪の一つ、手足口病が急速に増えています!

のどの所見が非常にわかりやすかったので、ご協力いただき、のどの写真を掲載させていただきます。

口蓋垂(いわゆる、のどちんこ)の両側に口内炎のような白っぽいアフタが複数あり、のどの赤みも目立ちます。

これで、手足や口囲、膝、陰部などに発疹が見られたら、手足口病の診断となります。

のどがこれだけ腫れていたら・・・痛いですよね。。

よだれが多い、飲み込むときに痛がる素振りを見せる、などの症状があれば、食事は刺激の少ない食材でしのいでください。(スープ、茶わん蒸し、ゼリー、プリン、麺類、フルーツなど)

水分は多めに摂取してください。

大人もかかることがありますので、飛沫感染、接触感染に注意してください。

 


週末の食育☆~山梨のぶどう編2.~

山梨のぶどう作りの続編です。5月26日、2回目のぶどう作業にいってきました。前回からたったの1ヶ月で葉っぱは増え、つるもかなり伸びていました!

さぁ、今回は「房作り」のという、良い房だけを残し、余分な蕾を落とすという開花前の作業でした。

下の方には、ぶどうの小さなかわいい花もみえます。今回は巨峰を作るので、立派な粒を作らないといけません。なので全部実にするわけではないので、余分な蕾を落とすのです。もったいない気がしますが、ここは井上さんに言われた通り、ばっさり!!

夏の収穫が楽しみです♪

ぶどうオーナー制度(InoFa)

https://inofa.jimdo.com


7月の子育て応援団

中野区医師会が毎月行っている「子育て応援団」。
7月11日13時半から中野区医師会館であります!
メインテーマは「乳幼児の救急処置について」。
離乳食テーマは「大人の食事から作れる離乳食」。

ご都合つけば是非ご参加ください♪

離乳食の大人からのとりわけ、上手にできるとかなり役に立つと思います!


週末の食育☆~山梨のぶどう編1.~

桜の花が散った後、寂しいけれども、新緑の眩しい季節になりました。

少し前になりますがGWに入る前の週末の4月21日、山梨県甲府市にぶどう畑見学に行って参りました。友人家族が、甲府市にある「InoFa」さんというぶどう農園の「シャインマスカットの1年オーナー」となり、ぶどうの成長を少し体験を交えながら見守ることができるということで、、、同行してきました♪

今の時期は、剪定されたぶどうの枝から少しだけ、かわいい葉っぱが出てきている状態です。こんなに空の青さが見えるほどの葉の密度が、今後、どうなっていくのでしょうか・・・

美味しいぶどうの実を作るには何工程もあるようで、そのお話も伺いましたが、、難しい・・・ぶどうを食するとき、そんなに手のかかった作業の賜物なのだと知ると、一層美味しく感じるでしょう!

しかも、その過程を自分の目で直に見ることができるということが、ほんとうに素晴らしいと思います。これからの成長が楽しみです♪

そして、ぶどう畑の見学の後は、いちご狩り♪いちご農園もやられているとのことで、ご案内いただきたくさんの美味しいいちごを頂いてきました♡

山梨県は、いまやフルーツ大国で、いろんなフルーツを作っています☆ぶどう、桃、さくらんぼ

成長過程を見守りながらのぶどうオーナー・・素敵な制度だと思い、巨峰のオーナーに申し込むことにしました!

興味のある方は、是非、調べてみてください!  https://inofa.jimdo.com

井上さんは、穏やかな素敵な方でした♪


花粉症について

小児科担当・千葉智子です。春の訪れを感じる季節となりました。ある日、とてもいい天気でしたので、ベランダでプランターいじりをしていると・・

目のかゆみ、くしゃみ、鼻閉・・・ここのところ、鼻がスッキリした感触は味わっていません。。。そうです、私も花粉症なのです。花粉症の有病率は上昇し、低年齢化もみられ、もはや国民病ともいえる状況です。花粉症の有病率増加には、色んな理由がいわれています。
①スギ花粉の増加:戦後に大量に植林されたスギが開花適齢期を迎えたことと、地球温暖化の影響により、スギ花粉の飛散量が増加しています。
②排気ガス・大気汚染:排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、花粉症の発症を促進します。また、舗装道路の増加に伴い一度地面に落ちた花粉が再び舞い散ることも原因として考えられます。
③食環境の変化・不規則な生活リズム:高タンパクや高脂肪の食生活、不規則でストレスの多い生活も、アレルギーを起こしやすくしています。
④住宅環境の変化:住宅やオフィスの近代化に伴い通気性が減ったため、ダニ・カビの温床をつくり、アレルギーを起こしやすくしています。花粉症では、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなど鼻の症状が長く続くため、生活の質(QOL)は低下します。鼻づまりによる口呼吸のために、のどの渇きや痛み・かゆみ、頭痛を訴えることもあります。その他、不眠、授業中の居眠り、イライラ感、全身倦怠感や集中力の低下など学業への影響が出ることもあります。

スギ花粉は2月頃から5月上旬ころまで例年飛散がみられ、今週も多く飛んでいますし、この今週の花粉予想をみても、1週間を通して、かなり多量の飛散が見込まれます。日常生活の中で可能な花粉対策としては、マスク、花粉メガネ、ツルツル素材の衣類、帰宅後の洗顔・うがい、屋外への洗濯物干しを避ける、などです。そのような対策をしているにも関わらず、つらい症状のある場合は、内服(抗アレルギー薬や漢方など)や点眼薬、点鼻薬などにより、症状の緩和を図り、QOLの改善を目指すことが目下の目標となります。起きている症状に対策をすること(対症療法)は以上のことで可能ですが、「花粉症を治す」というのは、できないのでしょうか。

アレルゲン免疫療法として、当院ではシダキュアの舌下免疫療法を行えるようになりました。アレルギーの原因(アレルゲン)を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、長期にわたって症状をおさえたり、症状をやわらげたりできます。推奨治療年数は3年で、1か月ごとの定期的な受診が必要となります。長期間、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、治療終了後も長期にわたり症状をおさえること、または症状が完全におさえられない場合でも、症状をやわらげ、おくすりの使用量を減らすことも期待できます。ただ、アレルゲンを直接投与することから、服用後にアレルギー反応がおこるおそれがあり、まれに強いアレルギー症状が発現するおそれがあります。そのようなことがないよう、初回投与は当院2階の外来で30分の経過観察を行っていただきます。説明などの準備もありますので、ご希望の方は受付窓口または電話にて予約をいただきますので、ご協力をお願いいたします。少しでも症状がやわらぎ、スッキリした毎日が送りたいものですね♪


赤ちゃんのワクチンデビューは生後2か月から☆

小児科担当・千葉智子です。

生後2か月からの赤ちゃんのワクチンデビューについてご紹介します。

現在日本で定期接種となっているワクチンは、親世代が赤ちゃんだった頃と比べ、確実に増えています。

ワクチンも赤ちゃんの体にとっては異物です。しかし、重症な感染症の発症や重症化を減らすために、是非、積極的に接種していただければなと思います。

スケジュールに関しては、「VPDを知って、子どもを守ろう!」のHP内の

http://www.know-vpd.jp/children/vc_0age.htm

からもご確認いただけます。

当院では、2か月からヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、ロタの接種をお勧めしています。

中野区はもちろん、都内他区の定期接種も可能です。里帰り中の方も赤ちゃんを感染症から守るために早めの接種開始をご検討ください。

 

ワクチン相談にも応じておりますので、不安な点、疑問な点は、接種前に是非 聞いてくださいね。

比較的ゆっくり、また感染症の患者さんと混じらない13-14時の予防接種専門時間での接種がお勧めですが、他の時間でも対応は可能です。

予約システム( https://clinic.smiley-reserve.jp/chiba-cl )の時間予約を選択いただき、「予防接種」の枠でご予約いただけます。

 


小児科学会からの予防接種推奨スケジュールの変更点

小児科担当千葉智子です。

我が家でも子どもたちにインフルエンザワクチンを接種いたしました。そのタイミングで、ワクチンスケジュールに関する日本小児科学会からの提言もあったので、ご紹介いたします。

 

本年2018年8月1日に発表された日本小児科学会の提言では、三種混合ワクチンの任意での接種推奨をしております。

http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/vaccine_schedule.pdf

2013 年の小児の年齢別の百日咳の抗体保有状況では、抗 PT 抗体価 10EU/mL 以上の保有率は、4-7 歳で 40%未満に低下しており、学童期以降の百日咳の予防を目的に 5 歳以上 7 歳未満(4種混合追加(4回目)より 6 か月以上あける)、また本来二種混合ワクチン(DT:ジフテリア、破傷風) の定期接種のタイミングである11-12 歳に2 種混合の代わりに 3 種混合ワクチンを接種してもよい、とされております。

百日咳は、長く続く咳が特徴の感染症です。最近でも中野区からの発症もみられます。また、家庭内での感染も多く、特に乳児など小さな赤ちゃんに感染すると無呼吸発作など重症化することもあり、本人と共に小さなご家族の百日咳感染の予防のために、任意接種にはなりますがお勧めいたします。

わが家でも、百日咳予防のために、11歳、6歳の子ども達に接種しました。局所の腫れの副反応は他のワクチンの比較してやや多いようです。

(在庫としての三種混合ワクチンはご用意しておりませんので、接種ご希望の際は、2日前までの電話予約をお願いいたします)


インフルエンザワクチンについて

今年もインフルエンザワクチン接種の季節となりました。

インフルエンザは、約1~4日の潜伏期の後、突然の高熱、咳、鼻水、倦怠感、のどの痛み、頭痛、関節痛などの症状がでることがい多い、毎冬に流行する感染症です。熱は4~5日続以上持続する場合もあります。重症化すると肺炎や脳炎になり、特に体力の落ちた高齢者や子どもは命にかかわることもあります。

ワクチンにより発症と重症化を予防しようということです。

 

インフルエンザワクチンは効果持続期間が4.5ヶ月と短いため、毎年の接種が必要となります。流行株も毎年異なるため、流行株の予想に則って、毎年異なるウイルス株のものが製造されています。

2018‐20019年シーズンは

A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)

2017-2018年シーズンは

A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

微妙に変わっているのがお分かりいただけると思います。

 

さて、接種対象は生後6か月以上です。しかし、1歳以下の乳児には、強くはお勧めしていません。1歳以上と比較して、ワクチンの効果が劣ることが示されているからです。しかし、医療関係者や教育関係者などインフルエンザ罹患のリスクの高いご家庭や、保育園などの集団生活している子どもで少しでも感染のリスクを減らしたい、という考えがあれば、接種しておくのが望ましいでしょう。

また、妊婦への接種により新生児への感染予防にも繋がることも知られていますので、検診などでかかりつけの産婦人科の先生に相談されるとよいでしょう。

 

当院では、大人の方(高校生以上)、16時半から17時の遅い時間での接種希望の方は整形外科受付窓口で予約を開始しております。お子さん(と付き添いの保護者)で接種希望の方は、10/9から予約システムで予約を開始いたします。接種開始は10/22となりますので、宜しくお願いいたします。

 

※インフルエンザワクチンと他のワクチンを同時接種を希望の場合は、「インフルエンザ以外のワクチン」の時間予約をまず取得していただき、同日でインフルエンザワクチンの時間予約を取得してください。連続する時間で予約できなかった場合、「インフルエンザ以外のワクチン」の予約の時間を「来院時間」として当方で準備しておりますので、そのようにご準備を宜しくお願いいたします。


風疹の流行がみられています。

こんにちは。小児科担当千葉智子です。

今年は、2012-2013年の風疹の大流行の時のような患者の急増をみせているとのことです。

(↓ 読売新聞記事)

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180828-OYT1T50043.html

 

中野区では、中野区にお住まいの19歳以上49歳以下の方で

〇女性では妊娠を予定または希望している方

〇男性では妊娠を予定または希望している女性または妊婦の配偶者の方(婚姻の届出をしていなくても、住民票で同居が確認できれば対象となります。)

には、風疹抗体検査の助成制度があります。

検査の結果、風疹抗体が低いことが確認されたら、ワクチン接種費用も助成制度もあります。

(詳しくは中野区HP: http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/402000/d017592.html )

当院では、風疹とともに、発熱と発疹をきたし流産のリスクもある麻疹(はしか)も抗体がつく(定着する)ように、MR(麻疹・風疹)ワクチンでの接種を行っております。

 

今後妊娠の可能性のある方、周りに妊婦さんがいる環境の方、いま一度、ご自身のワクチンの接種歴など、ご確認ください。