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おたふくかぜとワクチンについて
こんにちは。 #上高田ちば整形外科小児科 です。
今回は #おたふくかぜ とワクチンについてご紹介します。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスにより引き起こされる感染症です。耳の下にある唾液腺の一つである耳下腺に炎症が生じ腫れてきます。頭痛や吐き気を伴う #髄膜炎 の合併症は頻度が高く、ときに #難聴 や不妊、膵炎の原因になることがあります。特に難聴は有効な治療もなく、発症すると治りません。片側性が多いのですが、両側性に発症する場合もあります。難聴は高度で、ほぼ完全失聴まで進行するといわれています。
発症年齢は、保育所や幼稚園などで集団生活を開始したばかりの小児に多く、6歳までの子どもが発症例の半数以上を占めると報告されています。一度、感染することで生涯の免疫が獲得される(終生免疫)といわれていますが、中には成人になってから初めてかかる人もいます(大人の)。そのため、子どもも大人も予防接種を含めた感染予防策を徹底し、感染自体を防ぎ、髄膜炎や難聴などの合併症を予防することが重要です。
おたふくかぜワクチンは、予防接種法に基づく#定期予防接種 (集団予防の意味合いが強いもの)ではなく、「 #任意予防接種 」となります。任意予防接種というと「接種しても接種しなくても任意という意味なのかな」と思ってしまうかもしれませんが、そのようなことではありません!「個人予防」として本人又は保護者の意志と責任で接種を行うということです。ですので、自己負担の生じるワクチンとなっていますが、以上の効果を考えると、是非接種していただきたいです。
中野区では、中野区にお住まいの満1歳から小学校就学前のお子さんを対象に接種費用の一部助成を行っています。助成額は1回につき4,000円で1人2回まで利用可能です。
中野区HPに詳細がありますので、是非ご確認ください♪
しかし現在、おたふくかぜワクチンが #出荷制限 となっています。今までに接種したことのない1歳になったばかりのお子さんの接種を優先するために、年長さん世代の方には、ワクチンの流通安定後の接種(2025年秋以降を想定)をお願いしています。中野区も、以下のように、年長世代のお子さんの接種を延長することを決定してくれていますので、ご協力をお願いいたします。
対象者((1)(2)(3)のいずれも該当するお子さん)
(1)2018年4月2日~2019年4月1日生まれ
(2)接種日現在、中野区民である
(3)2025年3月31日までに接種を完了していない
助成延長期間
2025年4月1日~2026年3月31日まで
#中野区 #クリニック #整形外科 #小児科 #上高田 #新井薬師 #東中野
カテゴリー:1.クリニック情報 2025年03月19日