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中野区 小6から高1男子へのHPVワクチン助成について
こんにちは。上高田ちば整形外科小児科 小児科・千葉智子です。
本日は中野区の小6から高1男子へのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン助成についてご紹介します。
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/407000/d034033.html (中野区HPより)
HPVは性交渉によって感染します。男性から女性へ、女性から男性へと感染が広がるため、女性のみならず男性へも接種することで病気を予防する効果が期待できます。
また、HPVは、女性の子宮頸がん以外にも中咽頭がんや肛門がんなどのがんや、尖圭コンジローマなど男性の性感染症の原因にもなります。そういう意味では、子宮頸がんワクチンと、女性のみを対象にした呼び方はしない方が適切かなと思っています。
パートナーの女性を子宮頸がんから守るとともに、男性本人がHPV感染を予防することも大切です。
海外では、定期接種として男子も接種も進んでおり(アメリカでは2011年から、オーストラリアは2013年から)HPV感染や前がん病変の減少が確認されています。
助成の対象は中野区在住の小学6年生から高校1年生相当の男子です。全額助成なので自己負担はありません。
当院は中野区契約医療機関であり、予防接種予診票が用意してあります。(※個別に予診票の送付はありません)
他区で自費接種をご希望の方も、当院で接種可能です。(3回で6万円かかりますが、感染予防には変えられないと思います)
接種をご希望の方は、診療時間内に小児科受付までご相談ください。
高校一年生の我が息子にも、ワクチンの効果を説明し、納得が得られたこともあり、この夏休みに接種を開始しました!コロナワクチンも経験した本人は、大して痛くない、との感想で、熱もなく経過しています。次回は2ヶ月後、6ヶ月後に打っていきたいと思います。(標準的なスケジュール) 時間がないが年度内に接種を完了するためには、1回目:11月→(1か月以上あけて)→2回目:12月→(3か月以上あけて)→3回目:3月 というスケジュールがギリギリで可能です。
接種を考えている方は、お早めにご相談ください。
カテゴリー:1.クリニック情報 2023年08月03日